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絵本のデザイン

この自粛リモート期間でALOHADESIGNのホームページをコツコツと充実させてました。
最初に開設した一年前は、最低限わかってもらいたいというような仕事の掲載から始めて、ちょっとずつ進化させてきて、この自粛期間までには結構立派なホームページになってたのですが、この自粛期間を受けて、さらに付け加えたいなと思ってたページやもっと載せたいなと思ってた仕事の追加など、コツコツとやってかなり充実してきましたよ。笑

追加作品はまた機会を作って紹介したいと思いますが、今回やっと追加できたコーナーがありましてね。
ようやく絵本コーナーを追加出来ました。
実は僕は絵本のデザインも何冊かやってきたんです。
元々絵本は大好きで、初めて出版社に就職した時、入ったら何をしたいか?という専務の質問に「絵本を創りたいです」と答えたくらいですから。
いつか好きだった絵本のお話もしたいとは思いますが、今日は僕の絵本デザインの仕事ページの紹介です。笑

絵本のデザインは、何と言っても表紙周りのデザインが醍醐味なんです。
というのも、本編というのは、お話を語りながら絵を見せるという特性上、その物語の作家が文字を配置するスペースなども考慮に入れながら、作品を描きあげていくわけですから、そんなに大きな自由はデザイナー側には用意されていないのですね。
表紙も作家がイメージをがっちり持ってて、それをトレースして清書するだけというような仕事もあるのですが、デザインに自由度を与えてくれる絵本作家とのお仕事はとても楽しいものになるのです。

このページの中の絵本には特別な想いを寄せる本があります。
実は出版社入社時に「いつか絵本を創りたい」と話したその10年後に、この夢を叶えることになった僕にとっての初めての絵本デザインがあるのです。


『そして僕は天使になった/池谷剛一』パロル舎

実は今中古本で手に入るパロル舎刊ヴァージョンの前に、僕が在籍してた出版社で僕が初めて創ったヴァージョンが最初のモノなのです。
それは編集ディレクションも僕がやっていたので、完全に僕の絵本制作に関する夢を実現してくれたプロジェクトだったわけなんですね。
しかもヴァージン・ヴァージョンは装丁も若干違っていて、結構凝った作りの装丁だったんです。

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でも刊行してすぐに倒産してしまったので、残念ながら出回りが薄かったかもしれません。
その後その本のファンだという編集者が声をかけてくれて、作者の池谷くんがニューヴァージョンの制作ならぜひデザインを僕に、と押していただけてこのリニューアル・ヴァージョンのデザイン制作が実現したのです。

天使01-COVER

それを皮切りに、いつくかの絵本のデザインに携わらせていただいたのですが、どの仕事も楽しかったです。

もうすっかりそんな仕事は来なくなりましたが、また、何か素敵な絵本の誕生に関われたらいいのにな、と思っています。

いい仕事をしたいと思います。w


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