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中心にいる人

実のところ、今までの人生を振り返ってみて。

「この人についてゆきたい!」

そういう感じで思ったことが一度もないことに気がついて愕然とするのです。笑

そういう言い方をすると僕がものすごく不遜で傲慢な奴に思われるので、本当は素直で謙虚で単純な僕への不当な印象はこの際取り除かせていただきますが。w


「この人いい!この人と一緒にやりたい!」

「この人はすごいな。見習おう!」

「この人の〇〇には惚れるわ!」

そういう感じの、他人に対して広げる心や、僕にはない才能に対しての憧れや、僕にはとても出来ない努力にないしての果てしない尊敬などはちゃんと持ち合わせているんです。
いやいや、むしろそういった感情のみで繋がっていると言った方がいいくらいなのです。

まあ、何を言いたいかというとですね。w

「この人についてゆきたい!」と思うタイプではなく、
「僕はこういうことをしたいので仲間になってくれませんか?」
というタイプの人間なんだな、と振り返りながら思うわけなんですよ。w

僕も長く生きてくると、それぞれの時代に、それぞれの場所で、いろんな根を張って育てて生きてきたわけです。
そのシーンをそれぞれ振り返った時に、その根の中心には必ず僕がいるわけでね。
その場の枝葉や根っこや花はすべて僕から伸びているという感じですかね。
僕は常に「中心にいる人」だったわけです。
僕の生きてきた地平は、いつだってそういう仲間をその時々に見つけて、僕の周りに集めて生きてきた、という風情なんですね。

「生まれ持ったリーダー気質」とか小っ恥ずかしく柄じゃない。
どっちかというと、「僕はこれをやりたいから手伝って!」というマインドのわがまま大将という感じなのかも。笑

中学の時にフォークソングを作って録音するグループを作ったり、
高校生以降には自らのバンドを作ってずっと音楽活動に明け暮れてたし、
成人してからは自らサッカーチームを作って10年近くも楽しんだし。
仕事においても、僕を中心としたプロジェクトは数知れず、いつも僕は僕のやりたいことに対する欲望を具現化するために巻き添えを食らうメンバーをかき集めて、楽しいであろう環境を生み出して生きてきたんですね。
最近おじいさんになってきて、そういう場はなかなか生み出せなくなってきましたけども。笑

自分ではそんなつもりはなかったんだけど、誰かについてゆくとかという発想が全くなかったこの人生も、なかなかにしんどくて苦しくてややこしいモノなのですが、それはそれは楽しかったんだぞと、今の僕に言ってやりたいのですよ。w

「なりたい自分になりたい」とか、「僕はこういう風に段階を踏んで成長するんだ」などと、俯瞰した人生観を持ってして生きたきたわけではないんです。
「僕はこれがやりたい」「僕はこれができるようになりたい」といった目の前の欲望に対しての真摯な取り組みや情熱があっただけで、何かを成し遂げるためや何かを成就するために、夢中で人を集めてたわけではないんですね。
それでもありがたいことに僕の周りには誰かしらいてくれたし、仲間はたくさん集まってくれてたわけです。
それは楽しかったから。きっと。
その場の細かい葛藤や衝突などはあったにせよ、そこに集まるみんなが楽しかったんだろうと思うのです。
遠く過ぎ去った今だから特にそう思うのです。
あの青い春だったと言ってもいいくらいに、楽しかった記憶しか残っていないあの美しい日々を思う時、切なく暖かい幸せな気持ちが蘇るとともに、自分の性根や本性を垣間見る感じがしてね。笑

僕は、僕のやりたいことに集まってくれたみんなのおかげで、とっても楽しかったんです。本当に。めちゃくちゃ楽しかった。笑

これからどんな未来が待ってるのかはわかりません。
来年は仕事がなくなることは決定してるので、
また仲間もいなくなって、
途方に暮れて終活に入ってるかも知れません。

それでも、自分の人生はそういう感じなんだ、と信じて、また仲間を見つけて楽しい日々が送れたらいいのにな、と心から思っているんです。

生きてゆくって、きっと楽しい。
そう思い続けられたら幸せですからね。



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