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LGBTが教科書を越える日

 一昨年、留学へ行っていた友達が帰ってきました。
留学に行く前まで彼女はよく「彼氏が欲しい」と口にしており、そうだね〜なんて他愛もない女子会トークをよく繰り広げたものです。

彼女が帰国してしばらく経った頃、「向こうで彼女が出来たらしい」という話を聞きました。次の言葉を出すのに3秒ほど時間を要したのを覚えています。
そうなんだ!良かったね!と言ったと思います。少し困惑した自分はいましたが、すんなりと、とにかく嬉しいという気持ちが出て来ました。

「LGBTとは性的マイノリティのことです。」という教育

日本でもLGBTという「言葉」が浸透し始めたのはいつ頃のことでしょうか。
現在22歳の私がこれを授業で学んだのは、中学生か高校生の頃だったように思います。しかし、性の意識はもっともっと早くから自発的に芽生えます。思春期も過ぎたあたりで「世の中にはこんな人たちもいるんですよ、発言には配慮しましょうね」みたいなていで授業をされても…と今になって思うのです。どの男の子がかっこいい?という話ばかりだったり、道具注文の時にも男の子用女の子用で冊子が分かれていたり、当たり前のように自分の性別とその性的対象を決定されていると感じる機会は子供のときから頻繁にあります。

私の友達は、こんな社会でずっと生きてきたから「自分は異性である男性が好きなんだ」と思い込んでいただけで、他国に行ってそうではなかったと気づいたのでしょうか。その可能性もあると私は思っています。

子供に自我が生まれるくらいの時期から、もっと自然に性に向き合い続けられる社会を作っていかないといけないんだなと感じました。教育現場やメディア、特に真面目なものとして扱うのではなく、会話やバラエティ等で自然に根付かせていくことが大切ではないでしょうか。

LGBTQIAPK+だよ。性はカテゴライズできない

恥ずかしながら、彼女の話を聞いてから初めてLGBTQIAPK+を知りました。なるほどそうか、こんなにたくさんあるのかと思って調べていたのですが、結局性別や恋愛対象なんてものは本当に多種多様なもので、個人差もあるため、カテゴライズできないのが真実なのかなと。ただ結局は、知識として学ばなければ、いつまで経っても人々の意識は変わらず、社会は進歩しない。このアルファベットたちはそれを助けてくれる役割を担っているのであって、ここにぴったりと皆んなが当てはまるわけでもないですよね、きっと。

私は自分の友達の話を聞いて初めて、身近に考えるようになりました。社会全体が、LGBTを教科書の中の単語で終わらせず、自分ごととして捉えられるようになることを願っています。そして、これからを生きる全ての方が生きやすい世の中でありますように。





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言語学/美容/ジェンダー/その他考えたこと/模索中の新社会人です。

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