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いまハワイに行くにはどうすればいいの?入国手続きは?そんな疑問にお答えします!

7月1日からいよいよエアバスA380型機「FLYING HONU」がハワイの空に戻ってきます。成田=ホノルル線に金曜・土曜出発の週2往復を投入するとともに、羽田=ホノルル線も週5往復に増便することでANAの便で毎日ハワイへ行くことができるようになります。

ハワイへの旅行に必要な手続きが一部、コロナ前と変わっています。そこでハワイへ出かける前に必要な手続き、また帰国前に現地で必要な手続きを紹介します。(5月10日現在の情報でまとめております。今後変更される可能性もありますので、最新情報はANAホームページなどでご確認ください)

まず最初に確認しておかないといけないことは?パスポートの有効期限に注意

多くの人が2年以上ぶりの海外旅行になると思います。まず最初にチェックして欲しいのがパスポートの有効期限。コロナ禍で有効期限を迎えてしまっている可能性もあるので、まずはパスポートをチェックしましょう。ハワイを含むアメリカではパスポートの残存期間は原則半年以上の必要があります。

その次に、観光などビザなしで入国する場合には、「ESTA(電子渡航認証申請)」の申請が必要になります。前回、取得した人でも有効期間は2年間であることから、久しぶりにハワイへ行く場合、改めて取得する必要があります。飛行機を予約した段階で早めに手続きをしておくことをおすすめします。

ここまではコロナ前と変わらない手続きですが、ここからはコロナ禍で新たに必要な手続きについてです。まず、ハワイを含むアメリカへ渡航する場合、18歳以上についてはワクチン2回接種以上が義務づけられています。ワクチンを接種していない18歳以上の入国は原則認められていません。18歳未満についてはワクチン未接種の場合でも一定条件で入国が認められます。

ワクチン接種を証明する為の英語でも表記されている「ワクチン接種証明書」の取得が必要です。プラスチック製のマイナンバーカードをお持ちであれば、スマートフォンの専用アプリ「新型コロナワクチン 接種証明書アプリ」をダウンロードした上で、マイナンバーカードとパスポートを準備することで、約10分ほどでデジタルのワクチン接種証明書が発行されます。もし、マイナンバーカードを持っていない場合などについては、住民票のある自治体で海外用のワクチン接種証明書を紙で取得することができます。申請方法や発行に必要な日数などは市町村によって異なることから、早めの用意をおすすめします。

日本出発前日~当日の手続きは?検査の陰性証明書が必須

アメリカ入国においては、新型コロナウイルスの陰性証明書が必要で、日本出発の前日もしくは当日に検査した陰性証明書(PCRもしくは抗原検査)のみが有効になります。海外渡航用の英語での陰性証明書を発行してくれるクリニックや検査センターで受けることをおすすめします。注意する点としては、出発前日・当日のみが有効になることから、検査を受けてから確実に出発前に検査結果が受け取れることを確認する必要があります。日数を要することで出発前までに間に合わないケースも出ています。特に地方空港から乗り継ぎでハワイへ向かう際には気をつけてください。

これらの事前に必要な書類に加えて、米国CDCの誓約書、滞在先や緊急連絡先など米国CDCへの情報提供の記入(ANAホームページよりダウンロード可能です)などの準備を済ませ、全て整った後は、「ANA Travel Ready(オンライン事前渡航書類確認サービス)」で事前に関係書類などを登録することで、羽田空港や成田空港での搭乗手続きはスムーズに行われます。(「ANA Travel Ready」は必須ではなく、チェックインカウンターでの手続きも可能です)

ANA Travel Ready の画面

羽田空港や成田空港でアメリカ入国に必要な書類確認は全て終了することから、ホノルル到着後はコロナ前同様に通常の入国審査のみで入国手続きは終わります。

ホノルル空港到着口の様子

そしてハワイに到着。到着ロビーに出た後は、行動制限はなく、すぐにワイキキのホテルなどへ向かうことができます。

ワイキキビーチの様子

日本帰国前の手続き、スマートフォンアプリは事前にインストールを

ハワイの休日を思う存分楽しみながら、日本行きのフライトが出発する72時間以内に帰国に必要なPCR検査をハワイで受ける必要があります。ハワイではワイキキを中心に日本語でPCR検査に対応してくれる検査センターがいくつもあります。事前に予約をした上でパスポートを持参することを忘れないようにしましょう。早ければ検査当日に陰性証明書が発行されます。

帰国用陰性証明が取得できる病院

ANAマハロラウンジと同フロアにある聖ルカ クリニック ワイキキのPCR検査ではANAのマイルが使えます。マイルをためることもできます。

日本帰国にあたってはスマートフォンアプリ「My SOS」のインストールが必要で、13歳以上は一人一台のスマートフォンが必要です(12歳以下は同行者登録でも対応可能)。そして日本入国における検疫手続きの事前登録ができる「ファストトラック」を活用することで、羽田空港・成田空港到着時の手続きに要する時間が短くなることから、事前に手続きを済ませることをおすすめします。

帰国前の現地で行うPCR検査の結果が出る前の段階で、質問票、誓約書の入力、ワクチン接種証明書の登録を済ませることができます。その後、PCR検査の陰性証明書が発行された段階で登録するとオンラインでの審査が始まり、審査が完了して緑色の画面になると手続きは完了となります。手続きは搭乗便到着予定日時の6時間前まで申請できます。

ワクチン接種証明書や陰性証明書は、JPEG(写真形式のファイル)で登録する必要があることから、紙の書類の場合はスマートフォンのカメラ機能で撮影したもの、PDFの場合はスマートフォン上に表示された状態でスクリーンショットをする形でJPEGファイルにして登録できます。

ホノルルでの飛行機チェックイン時には「My SOS」の緑色の画面を提示することで書類チェックは不要となり、スムーズに搭乗手続きが可能となります。日本到着後には、検疫の指示に従い、アプリの確認や唾液による検査が行われ、陰性が確認されると入国審査・税関に進むことができます。

My SOS審査完了画面

ハワイからの帰国の場合、ワクチン3回目接種を終えている場合は自主待機期間なしで到着ロビーに出た後の行動制限はありません。2回接種の場合は、自宅などで最低3日間の自主待機(3日目にPCR検査もしくは抗原検査を受けて陰性の場合)が必要となりますが、到着空港での検査から24時間以内に限って国内線や鉄道など公共交通機関の利用が可能です。

いくつかの手続きは必要になりますが、気軽にハワイへ旅行に行けるようになりました。今年の夏休みはANAで久しぶりのハワイを楽しんでみてはいかがでしょうか?