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自分の本当の氣持ちを認める

あなたは自分の「本当の氣持ち」を自分でちゃんと理解していますか?

え? 自分の氣持ちでしょ?
自分のことやもん。それくらい分かってるわ。

と思ったかもしれません。
でもね、あなたが「本当の氣持ち」と思っているものって実はそうじゃないことが多いんです。

どういうことかと言いますと……

例えば氣の合う友達とお茶をしていたとします。
楽しく会話をしている最中に相手の何氣ない言葉に「イラッ」としたり、「私はそうは思わない」と違和感を感じたり、何かしら相手に同調できない感情が湧いてきたとします。

それをその場で相手に伝えるかどうかは別として、あなたはその感情をそのまま自分のものとしてちゃんと認めていますか?

好きな友達の言うことだから「イラッ」としちゃいけない。
悪氣があって言ったわけではないだろうから、怒っちゃいけない。
どういう意図で言ったか分からないのに怒るなんて私は器が小さい。

などなど、自分がその時感じた氣持ちをない事にして、相手に合わせた別の感情を自分の氣持ちだとすり替えていませんか?

特に相手が好きな人であったり、尊敬する人であったり、自分が好意を寄せる相手にこの傾向は起こりがちです。


自分の「本当の氣持ち」とは、瞬時に心に湧いた感情のこと

前述の話で言うと、例え相手が気の合う友達であろうと、また相手の話す意図がどうであろうとあなたが会話中に「イラッ」としたのは事実です。

それがあなたの「本当の氣持ち」。

「本当の氣持ち」とは、相手や状況に関わらず瞬時に心に湧いた感情のこと。そこをスル―しないでほしいのです。

私たちは幼い頃から「人の氣持ちがわかる人になりなさい」と言われて育ちます。相手をおもんばかることが素晴らしいとされる社会に身を置きます。

一般的にそれができる人のことを「優しい人」と言うのかもしれませんが、その弊害として相手を大切にするあまり「自分をないがしろにする」というおかしな事が起きてしまいます。

これって一番やっちゃいけないことだって私は思うのです。

自分よりも大切な人なんてこの世には存在しません。
それが家族であってもです。

私は長らく自己犠牲を愛だと勘違いしてきたので、自分の本当の氣持ちを抑えて相手を優先させて生きてきました。

その結果、自分が壊れ、家族やパートナーから一旦離れ、いちから自分を再構築するという事態に至りました。

そうする中で氣づいたのは、自分がどれほど自分を粗末に扱ってきたかということ。どれほど自分を我慢させてきたかということでした。

だからしばらくは、自分の本当の氣持ちというのがわからなかった。

でも少しづつ自分を取り戻していく中で、自分自身に
「何を感じてもいいよ。感じたらダメなことなんてないよ」と言い続け
自分の感情に目を向けることをし続けた結果、ようやく本当に少しづつだけど自分の氣持ちが分かるようになってきました。


自分に我慢させない

私は今、自分の氣持ちに正直でいるために「自分に我慢させない」ということにフォーカスして過ごしています。

例えば友人数名で旅行に行くことになった時。
部屋を予約する際、他のメンバーはツインでいいと言ったとしても
「私は1人部屋がいい」と主張したり。

例えば関係性がまだ浅い方がインスタライブでご自身の体験をシェアして下さってとても感動したので「すっごく良かったです!」とメッセージを送ったり。

今の自分の正直な氣持ちを相手に伝えることを心がけていると心がとても穏やかでいられるのです。

それは私が私に優しくできている証拠で、だから私はとても喜んでいるし
安心していられる。

小さなことかもしれないけれど、こういった日々の積み重ねが今の私にはとても大切。
そしてそれを続けていった結果、私は私のことをもっと好きになれるんじゃないかなぁ、と思っています。

自分の本当の氣持ちを大切に。
自分をもっと大切に。

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