「いきなりエイズから考える」HIVは本当に死なない病気なのか?
こんにちは!たのシニアヴィレッジnoteを運営していますアライアンサーズ株式会社のわたるです。新型コロナウィルスの緊急事態宣言が中々解除されず、鬱憤もたまっていますが、今週も元気で過ごしたいものです。
さて、タイトルの「いきなりエイズ」や「HIVは死なない病気なのか?」というテーマで本日は話したいと思います。
まず、知っていただきたいことです。皆さん、最近ではHIV感染からエイズ発症までの期間が短期間(1年間程度)での発症事例が増えていることをご存知でしょうか?
↓<以下参照>
無症候期は数年〜10年以上も続く人もいますが、感染から短期間のうちにエイズを発症する人もいます。
私自身がエイズやHIVについて保健所やパンフレットなどで学んだ15年前と実は最近事情が違ってきています。
30代以上の方だと発症までの期間を5~10年くらいと習った方が多いと思われる。
私も同様にそのように認識していました。しかし、ラムダメンバ―の医師や専門家から聞いた話で一瞬凍り付きました。実はHIV感染からエイズ発症まで1年程度と短期間でエイズ発症をするケースが増えてきているとのことです。「いきなりエイズ」(自分がHIVに感染していることに気づかずに、エイズを発症してから初めて感染に気づくこと)が増えている理由の一つが短期間での発症とも言えると思えます。
しかも、この新型コロナ禍により、保健所でのHIV検査が出来ない自治体も増えていることも外的要因といえそうです。
私たちは高齢期のゲイバイセクシュアル男性がいかに人生の困難を乗り越えるかをサービスで解決するために、努めています。その不安要素の一つが性感染症、特にHIVやエイズです(もちろん肝炎なども重要ですよ!)。
根本的にHIVやエイズに感染した男性は以前サイトでも触れました(https://note.com/alliancers/n/n2bad59160747)が、老人ホーム入居時には不利に働きます。理由はこれだけ高齢者が多い世の中で敢えて、HIVやエイズなどの病気を抱えている高齢者を入居させなくとも、他にも入居希望者はいるからです(悲しいですが、現実です。)。弊社アライアンサーズ株式会社で高齢者支援を行う際に必ず行うHIV検査をする理由は、老後プランニングに大きく響くためです。
またHIVによる投薬の副作用で、認知症発症率を高める傾向にあるとのレポートもあります。
それを踏まえて、高齢期前の10代、20代の青年期の皆さんから30代以降の中年期、50代の高齢期に差し掛かってる皆さんは果たして「HIVに感染してもいいや」または「生セックスや生中だししてもいいや」「生中だしされてもいよ」と軽々に言えるでしょうか?あなたの人生だけでなく、彼氏や友人など身近な人まで巻き込みかねない現実は変わっていません。 むしろエイズ発症が早まっている傾向にあり、HIV検査をしないリスクは年々高まっています。
まだエイズやHIVは根本治療は確立されていないのです。
ご自身の老後を案じている方は ①セーフセックス(コンドームの使用)②定期的にHIV検査を受けること(有料検査も含め)
を徹底して頂き、可能な限り健康な状態で高齢期を迎えて頂きたいものです。
<結論>HIVは死なない病気だ!と言い切るためにも定期的なHIV検査が必要だと考える。
<参考動画 HIV/エイズの最新情報どのくらい知られてる?アップデートが必要です!~新宿二丁目akta 岩橋さん~>
⇒とても勉強になります。是非ご覧ください。
<参考サイト>ケンちゃんとリボン先生のエイズ・ミニ教室
<HIV検査を受診できるクリニック>
石神井公園駅前えんじゅ内科クリニック