【アレスグッド アドベントカレンダー17日目】外国人エンジニア採用と開発に関して
初めまして、Allesgood(以下:アレスグッド)でバックエンドエンジニア兼外国人エンジニア周りのスクラムマスターを担っている、こうです!今日は「外国人エンジニア採用と開発」について執筆します。
現在、日本人口の減少を機に、コンビニでの従業員に外国人留学生などが増えているのと同様に、日本で人口の少ないエンジニア採用に関しても、ITベンチャー企業を中心に外国人エンジニアの採用が急務となってきています。
更には、コロナによるリモートワーク日常化が加速した背景から、国外に住むエンジニアの採用も力を強めている会社も増え、特にインドをはじめとした東南アジアのエンジニアの採用はカルチャーフィットもしやすいことから人気になっています。
そこで、今回、我々アレスグッドでもベトナム在住・ベトナム人エンジニアをバックエンドとフロントエンド共に1名ずつ採用することができ、一緒に開発をしてきたので、その話をしたいと思います。
今回の記事の中身は以下の通りです。
Allesgoodにジョインするまで
一人目のエンジニア採用まで
コミュニケーションや開発体制の話
まとめ
外国人採用を進めている組織の方や、アレスグッドで働く外国人エンジニアのことが気になる方は最後まで読んで、良ければ、スキボタンと記事のシェアを宜しくお願いしますね!
それでは行きましょう!
1. Allesgoodにジョインするまで
改めまして、初めまして、こうです!
チームでは、バックエンドの開発をやりつつ、主に外国人エンジニアのまとめ役をしています。
ポジションとしては、PM・SMあたりがイメージしやすいかなと思います。
基本的に、外国人エンジニアに対するタスクのアサイン、1on1、問題があればフォローアップなどなどが業務になります。
僕自身、幼少期に父親の仕事で海外生活をし、インターナショナルスクールにも通っていたことから、英語ができ、また、外国の人と交流をすることが好きなため、現在のポジションを楽しくやらせて頂いています。
アレスグッドへのジョインのきっかけもまさに需要と供給で、僕自身が外国人メンバーとの仕事や海外へのサービス進出に関心があるのに対して、弊社が外国人エンジニアの採用を実施することと海外へのローンチを目標にしていたことがマッチしたところにあります。
ジョインするまでに代表とは1ヶ月に1回はzoomで雑談する会を数ヶ月繰り返して、タイミングを見て入った形になります。熱量のある代表なので、彼のアドベントカレンダーや今後の記事などが上がるのを僕自身も楽しみにしています。
2. 一人目のエンジニア採用まで
自己紹介やジョインのきっかけはそんな所で、今回の記事の本題に入ろうと思います。
エンジニア採用は一言で言うと「むずい」です。
能力のある人が入ると組織で活躍するかというと必ずともそうではなく、チームの雰囲気や組織の向かっている方向と合っている人がバリューを出しやすいです。
生まれも育ちも違う外国人エンジニアに関しては、日本人エンジニア以上に組織フィットが課題になると思って採用をしていました。
また、完全フルリモートのエンジニアの採用にチャレンジしたため、オフラインよりも得られる情報は少なく、いかにアレスグッドの考える「いい奴」をオンライン採用できるかが課題でした。
今回、僕らが活用したのが「Recruitery」というサービスでした(下記、参考)。
簡単にサービスを説明すると、企業側が欲しい人材の情報を共有した後に、Recruitery が中間管理的に候補者を探してきて、面接を組み、その面接時にFeeを払い、採用後も現地の課税ルールに従って、採用したエンジニアに給与の支払いまでサポートしてくれるサービスです。
このサービスで挙がってくる候補者が想像の何倍も多く、日本以上にエンジニアリソースが東南アジアには残っているなと可能性を感じました。
一方で、ベンチャー企業としては費用対効果をより意識して、面接をする前に、僕らの考える「いい奴」なエンジニアのフィルタリングが出来るかが最初の課題でした。
その結果、僕らが行き着いた最適解が「英語で自己紹介、スタック、好きなことを自由に1分間で話してレコーディングしたものをCVに入れてもらう」でした。
これにより
応募者の英語力
話し方や口調による雰囲気
興味関心
など、文章だけではわからない部分が見える化されました。
また、面接に至る採用候補者の多くが好印象の方々になりました。
その後、約10数名との面談後に、代表とすり合わせつつ、1名、ベトナムからバックエンドエンジニアの採用をすることができました。
3. コミュニケーションや開発体制の話
採用ができた後に、僕達が直面した課題が、「コミュニケーション」です。
読者の皆様は、当然ながら、チームとしては英語で話せば良いと思うかもしれないのですが、既存の日本人メンバーが全員英語を話せる訳でもないのが現実です。
色々と頑張っている現状ですね。
そこで、僕達が取った形は二つです。
Slack内にスタンプによる英語変換機能を追加
チームを dev-jp / dev-en で二分割
この二つを導入しました。それぞれ書いていきます。
Slack内にスタンプによる英語変換機能を追加
まず初めに、導入したのが、Slack内での翻訳機能です。Slack BOT を導入して、国旗のスタンプを該当の投稿に押すことで、その国旗言語に翻訳された内容が自動で生成される仕組みです。
代表のキミーの投稿を参考に貼ってみます。
この取り組みで、全社員に英語で書け!という理不尽な文化変更を要求する必要がなくなり、既存メンバーの心理的安全性を保つことができました。
一方で、外国人エンジニアと 1on1 をしていく中で、やはり自由にコミュニケーションが取れないのは難しい部分かなと話しており、英語も日本語も出来る人を積極的に採用する背景も理解できました。
チームを dev-jp / dev-en で二分割
上の状況を背景に、エンジニア組織を二分割する体制を取りました。
所謂、日本語と英語チームの分割です。
一般的な、国内 / 国外ではなく dev-jp / dev-en と区切っているのは、開発するサービス自体は一緒で、会話するチームを区切っているという背景からこのように示しています。
一般的なグローバルチームは、国外向けのサービスを開発している人を指しますが、ここでは機能開発チームと改善・改修チームに分けるくらいの粒度で分割しています。
そのため、僕が日本チームのMTGに参加することで状況を逐次把握し、外国人チームにもSyncしつつ、開発リソースを両方でぶつかりにくいように交通整備してチケットをアサインすることを行なっています。
チケットに関しては、まずPMサイド(主に日本チーム)が仕様を起こし、僕の方で、エンジニアがタスク実施しやすいような言語変換(DeepLにただ突っ込むのではなく、エンジニア用語などを交えて変換)を行い、アサインしています。
レビューに関しては、幸い、プログラムに関する意見の言い合いはエンジニアは得意(エンジニア特有の万国共通なキーワードやフレーズが存在する)なため、一般的な GitHub でのコードレビューが機能しています。
コミュニケーションの課題はこのように、Slack上では心理的安全性を意識し、開発に関してはチーム自体は二分割することで、会話のコストなど削減しています。
4. まとめ
本日は、「外国人エンジニア採用と開発に関して」アドベントカレンダーを書かせていただきました。この記事にご興味を持っていただいた方や、外国人エンジニアとの開発組織興味あるぞ!という方は、是非とも弊社にご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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