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【アレスグッド アドベントカレンダー14日目】アレスグッドのマーケティング組織で大切にしたい、3つの行動指針

🏂このエントリーはアレスグッドの Advent Calendar 2022 という企画の14日目の記事です。

ユーザーマーケティングを担当しているFujiです!

スタートアップ企業で働く傍ら、業務委託でマーケティングを担当しています。エシカル就活は学生の時に自分が使ってみたかったと感じるプロダクトです。より社会的インパクトにこだわる就職活動を広めていきたいと思ったことがきっかけでジョインしています。

今回執筆したテーマは、「ユーザーマーケティングチームのミッションと、ミッション達成のために個人で意識したい3つの行動指針」です。



ユーザーマーケティングチームのミッション

  • ユーザーマーケティングチームの役割は、「新規ユーザーを獲得すること」です。

  • この定義は決して間違いではないのですが、個人的には別の表現で捉えた方がより本質的に役割、業務を生み出せると感じています。

ユーザー獲得を起点に、「エシカル就活のネットワーク効果」を最大化する全ての施策を行うこと。

これが自分にとってはしっくりきます。「ネットワーク効果」とは、サービスの利用者が増えるほどそれ自体の価値が高まる効果のことを指します。招待制を活用して成長したLinkedInや、ドライバーのネットワークづくりを行ったUberなど、巨大なインターネットサービスの成長は、ネットワーク効果で説明することができます。

ミッションをネットワーク効果の最大化と定義すると、SNSや広告、SEOといった新規獲得の施策を行うだけではなく、ユーザーと会話する中で得られたインサイトをプロダクトチームにフィードバックすることも、私たちの仕事になってきます。場合によっては、ビジネスモデルそのものを変えたほうが良いのでは?という考えに至る可能性もゼロではないということです。職種の垣根を超えていくことがマーケティング担当には強く求められています。

  • 優秀でポテンシャルの高い学生の方々にエシカル就活を認知していただき、使ってもらう

  • そういった学生との最適な出会いの場を提供することで、世の中に社会的インパクトを創出するエシカル企業の掲載数が増えていく

  • さらに学生からの認知度が増し、ブランドが確立されていく

そういったネットワーク効果の発生している好循環を作り出す仕組みを、構築していきたいと考えています。


強いマーケティング組織をつくるために、意識する3つの行動指針

マーケティングを成功させるためには、当然「強いマーケティング組織」が前提となります。その一員として、個人的に意識したい3つのテーマについて、それぞれ解説していきたいと思います。

1.情報共有の密度を高める

現状のマーケティングチームは、インターン生や業務委託メンバーが多数を占めているため、リモートで働くメンバーが多いことが特徴です。

出社、リモートなど働く場所については意見が分かれる部分だと思いますが、やはりオンライン中心の環境では、お互いの「考え」をすり合わせることが難しく感じます。

これは明確に研究結果でも出ているそうで、最近読んだ「オンライン脳」という書籍には、オフラインで一緒に働くことで脳が同期するといった内容が書かれています。

オンライン中心になることで意思疎通の難しさを感じる場面はあるものの、情報共有のやり方を工夫することである程度は問題なく組織運営できると考えています。

例えば、最近のマーケティングチームではデイリーで個人が何をやるかを共有しています。その際、困り事や依頼事項も合わせてSlackでコミュニケーションを取ることでお互いの動きがクリアになっています。

また、企画を考えるなど思考系のタスクを行う際はスレッドで思考プロセスを垂れ流すことも意識しています。「どんな風に考えたのか?」を自分の心の声も含めて文字に起こすことで、メンバーとのすり合わせはよりしやすくなると思います。

まだまだやり始めたばかりの工夫で大きな効果は感じていないものの手応えはあるので、情報共有の密度を高めていくために試行錯誤していきたいと考えています。


2.クイックに検証して学びを得て、かつ結果にこだわる

おおいに自戒を込めているのですが、「検証する」という言葉はマーケティング担当者にとっては使い勝手の良い言葉です。

「検証すること」はユーザーの解像度を上げることにつながるため、もちろん重要です。ただ、検証だけで終わってしまうと「仕事をした充実感を得る」ことにしかなりえません。

検証結果から得た洞察を元に進行中の施策を再考し、投資対効果を合わせながら施策の規模をスケールさせていくことがマーケティングの目標達成の手順だと自分は考えています。

そのため、検証はできるだけクイックに行うこと、検証後の行動こそもっとも大事な「結果」に直結しているという意識を常に強く持っている必要があります。

というのも、これまで社会人を4年ほど経験してきた中で学んだことは、「スピードは質に転化する」ということです。

早く進めるからこそ、改善も早く進み、結果的に質が向上していく。スタートアップ企業のマーケティングを行う身として、もっとも大切にしたい個人の行動指針です。

1年間は約50週間からなります。そのため、1週間に1つの学びを得るとすると、1年間で50個の学びを得ることになります。

まずは1週間に少なくとも1つ、ユーザー理解を深めることを意識してクイックに仮説を検証していきたいです。


3.「心理的安全性の高いマーケティングチームをつくる」

エシカル就活のユーザー数を増やすための最適解はまだ見つかっていません。そもそも、終わりはないと思っています。だからこそ、役職や役割に関係なく、お互いが質の高い議論を交わして学び合う姿勢が必要不可欠だと考えています。

そのためには、「正解は1つである」という凝り固まった見方や、他のメンバーからのアイデアを受け入れないなどということはあってはならないです。

お互いに学びあう姿勢がなくなったtoCマーケティング組織は、おそらく常にトップダウン型で柔軟なアイデアが出にくい組織となるでしょう。

私たちは「チェックイン」という雑談を必ずMTGの最初にするようにしており、単純にメンバーの近況を聞くのは楽しいですが、やはり発言しやすい状況をつくりやすいと感じます。

リモートワークに慣れてくると、必要なことしか話さなくなるという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
チェックインなど少しの工夫で心理的安全性の低下を防ぐことに繋がっていると思います。

組織の心理的安全性は、表情や言葉づかいなど細かい行動が積み重なって決まる部分が大きいと感じます。

個人的にも、正解は常に多くあるという前提に立ち、お互いの得意不得意をカバーし合うことを意識していきたいです。


最後に

エシカル就活の認知を広げ、ファンを増やしていく。難易度が高い挑戦であると同時に非常にワクワクする挑戦です。より多くの社会課題が、より多くの方々によって、様々な角度で解決されていく社会を目指して、日々頑張っていこうと思っています!

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