【薬剤師が解説】冬場の痒みに使える市販薬 飲み薬編
いつき博士です。
アレルギー患者専門オンラインドラッグストア
を運営しております。
冬場になって
『肌が乾燥してかゆい』
『寝ている間に布団に血が付いた』
そんな悩みを抱えている方もいるでしょう。
冬場に使用できる
すぐ購入できる市販薬を中心に
紹介していこうと思います。
1.飲み薬
飲み薬は塗り薬と比較して
塗る手間が省けるのも特徴としてあります。
抗ヒスタミン薬が主成分となり
今回紹介する飲み薬は
眠気を起こすこともあるため
運転や高所での作業はお控えください。
下記では、よく使用される3種類の薬の
成分/効能効果/特徴の3点を解説していきます。
1-1.アレルギール錠
4歳以上の子供から使用が可能な飲み薬です。
古い成分であるため眠気が起こりやすく
注意も必要です。
1-2.ムヒAZ錠
古い成分である
クロルフェニラミンやジフェンヒドラミンより
比較的に眠気は起こりにくいと言われています。
1-3.ジンマート
上記のアゼラスチンより
比較的強い成分と言われています。
※個人差はあります。
また、古い成分ではないですが
緑内障や前立腺肥大症の方は症状が
悪化する恐れがあるため注意が必要です。
医療用のアレグラなどは
アトピー性皮膚炎に伴うかゆみに
適用がありますが、市販薬だとありません
同成分であり、臨床試験を行っていないだけで
個人的に効きそうな気もしますが…
『アレグラと同成分含有のアレルビ購入ページ』
2.いつき博士のまとめ
かゆみに効く市販薬の飲み薬について
3種類紹介しました。
かゆみを抑える
市販薬を選ぶ際のポイントを3点にまとめます。
①飲み薬or塗り薬
併用することは可能ですが疾患によっても
どちらを選択すべきか変わります。
蕁麻疹は皮膚表面の症状ではないため
第一優先は飲み薬となります。
塗り薬でも赤みのある皮膚には
ステロイドが優先されたりと様々です。
<市販の塗り薬の記事>
わからない際は下記サイトから
相談してみてください。
<かゆみ・くしゃみは24時間ALLERUで相談>
②副作用について
稀に、飲み薬では眠気を引き起こします。
また、古い成分の飲み薬とメキタジンは
緑内障や前立腺肥大症を
悪化させてしまう恐れもあります。
リスクベネフィットを理解したうえで
そういった症状が出るようなら
使用を控えましょう。
③受診の有無
関節痛を伴う痛みや
5日程度市販薬を使用して症状が改善しない場合は
皮膚科への受診をお勧めします。
かきむしって化膿しないためにも
皮膚の痒みはすぐに対処することが大切です。
飲み薬だけで痒みが軽減しなければ
塗り薬を合わせるのも良いでしょう。
また、冬場は乾燥によって
痒みの悪化が起こりやすいため
毎日の保湿を心がけましょう。