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日々是雑感2024/07/09

X界隈でもAIイラストが全盛のようだ。

個人的にはどんな絵もチェックはするのだが、イラストであれ絵画であれ諸々をチェックすると気がつくことがある。

AIイラストは人の感性による癖がなさすぎる。

イラストレーターというのはやはり人間なのだ。人間には特性や癖といったものが必ずあるが、AIイラストはそれらを学習したのち万人受けするイラストを編成する。そこに大きな差があるのではないかと感じる。

自分も美術屋の端くれとして色々みてきた中で、癖というものを何度も見てきたし、それが作家の個性と思うものが常々感じたのだ。だからこそイラストレーターであっても作家の癖を見抜き作家を応援することが一番だと思っている。

改めてAIイラストをまじまじと見ていると、やはりウケがいいところだけはしっかり押さえてはいるものの、何か楽しみが少ない。やはり癖もなく、単純消費財になってしまっているのが気がかりである。こうも週刊誌のグラビアみたいに消費されているのは果たしてイラスト界隈だけでなく美術業界としても本当にいいのか、これから問われるべき課題ではないだろうか。

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