先生こそイノベーションを④
ソーシャルイノベーションスクールでの講義
どうしたら教育の世界のスイッチが入るのだろうか?
講義中ずっと考えていた。
道徳、社会的な考え方とビジネスを融合させて考えると大きなイノベーションが起こる。それが論語と算盤の考え方であるのであれば、「本質を考える教員の育成」と「withの力と教育に携わる者の多様性」が大事だと考えた。
「本質を考える教員の育成」と「withの力と教育に携わる者の多様性」
一滴一滴が大河になる。そのように様々なイノベーションが生まれてきた。つまり、どのイノベーションも小さな一歩から始まったと言えるのではないか。
増え続ける教育カリキュラム、教員の労働問題、教員不足
今教育業界では、暗い話題が多い。増え続ける教育カリキュラム、教員の労働問題、教員不足、まさに今教育、学校の本質を問われている時代である。日本の未来を考えるのでれば教育を大きく変えていかなければいけないのである。大きなことに変化を起こすことは簡単なことではない。
一滴一滴が大河になる。
小さな一歩での必ず大きな流れになる
オープンイノベーション
自分の半径5mを変える動き。隣の人を変える。それが
教育界は文部科学省、学習指導要領、教育委員会など様々な関わりやしがらみがあり、変えること、動くことがかなりハードルが高い。
けれど、小さな一歩からのスタートが大切である。さらに、そこで考えなければいけないのは自分たちだけがより良くなるのではなく、みんながより良くなる方法を考える必要がある。それが社会全体の豊かさにつながる。例えば、教育全体をより良くするのであれば、「目の前の子どもの学びについて再定義する」「自分や隣の先生の働き方や考え方をシフトできるような場を作る」「教育に携わる人のウェルビーイングについて学ぶ場を作る」など
みんなで一歩
自分だけが進むのではなく、社会全体、教育業界全体で進むことができることを考える。それが大切なのではないか。それが「一滴一滴が大河になる」という意味ではないだろうか。
学校現場を1mmでも変える
さらに、教育業界こそ「with」が大切である。今、学校現場は人材の流動性がゼロに等しい。確かに教育の専門性や安全性を考えると突然現場に入ることは難しいかもしれない。
これからの時代子どもたちがイマジネーションやダイバーシティの考え方を浸透させるのであれば、もっと子ども、教員、地域、企業の人の人材をシームレスに労働移動してもいいのではないだろうか。
それがSDGsへの大きな一歩になるのでは
シームレスな労働移動で教育に携わる者の人材の流動化、多様化
現在「共育」という言葉が広まっている。それは、もっと人材の労働移動を活性化させて、より多様な考え方や学びを子どもたちに提供していくことなのではないだろうか。教育は学校や教師だけで完結する時代は終わったのである。
新しい教育の場を
チャットGPTが出てきたことにより、大きく学びは変わってくる。今のままの教育で良いのだろうか?
https://note.com/all1_education/n/n115fcb7c8dd4
ただカリキュラムを増やしていくのではなく、教育の本質を考えないといけないのではないか?
教員の役割や学ぶ意味を問わなければいけないのではないか。
学びを子どもへ、学校の外へ、地域へ、世界へ委ねる
学びは教師の自己満足の結晶ではない。
本来学びは学ぶ当事者のものである。
方法も、場所も、必要感も学習者、学び者がもっている。
もっと学校の外へ、地域へ、そして世界へ広げていかなければいけないのではないか。そんな場を作っていきたい。
教育を変えるイノベーションを起こすために
終わりなき旅
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