北見洋平@教育と探求社

教育と探求社。学校コーディネーター 今までの教育に敬意をもちつつ、誰にとっても自分の人…

北見洋平@教育と探求社

教育と探求社。学校コーディネーター 今までの教育に敬意をもちつつ、誰にとっても自分の人生を誇れる社会の実現に向けて探求をしています。 主な経験:一般企業、フラッグフットボールコーチ、教員8年。今の学び:SIS。社会創発塾。教育と探求社。

マガジン

  • 教師の仕事は未来を創る

    教師の仕事は未来を創ること。こんなマインドをもった教師が増えてほしい。ここでは、様々な現場経験や読書を通して、教育者としての思いについて書いていきます。

  • ソーシャルイノベーション

    社会を創る、社会で遊ぶをモットーに様々な活動をしていきます。

  • 教員が社会を変える

    普通の教員がソーシャルイノベーションスクールに入り、社会課題に向き合う中での気付きや行動を発信していきます。

  • 探求を探求する

    探求とは何か?それを探求していきます。

  • 未来創造ファシリテーター

    未来を創造する教育をファシリテートします。

最近の記事

子育てや教育の中に隠れるパラドックス

パラドックスとは パラドックスは、「一見するとおかしな結論だけど、理由をよく考えると納得できるような不思議な状況や考え方」を指します。身近な例を紹介します。 嘘つきのパラドックス「私は嘘つきです」と誰かが言ったとします。もしその人が本当に嘘つきなら、その言葉は嘘になります。でも、嘘なら「私は嘘つき」と言ったこと自体が嘘なので、その人は本当ことを言っていることになります。つまり、どちらにしても矛盾してしまいます。 実は、このパラドックスが子育てや教育の中には多く存在してい

    • chat GPTに聞いてみた。読書感想文とは?

      知り合いからふと読書感想文とは?と問いを投げられたので、chat GPTに聞いてみた。 読書感想文の現状とその効果 読書感想文は、日本の学校教育で夏休みの宿題としてよく出される課題です。しかし、多くの子どもたちにとっては「難しい」や「面倒くさい」という印象を持たれることが少なくありません。そのため、一部の学校では、自由なテーマや創作文章が増えつつあり、少しずつ形を変えています。 読書感想文には、ただ本を読むだけでなく、それを自分の言葉で表現することで、読解力や文章力

      • 宿題って本当に必要なのでしょうか?

        【宿題とは?】chatGPTに聞いてみた 問い 夏休み真っ只中。子供も小学生もみんな宿題を頑張っている もしくは、悩まされているのではないでしょうか? 宿題って本当に必要なのでしょうか? ふと問いが浮かび上がったので、chatGPTに聞いてみました。 プロンプト あなたは優秀な教育研究者・教育ジャーナリストです。日本の教育の歴史や現状を把握し、的確に本質を見抜くことができます。さらに、海外の教育事情(学校教育、家庭教育、地域教育も知っています) 多くの学校現場の現

        • 自己決定から探求の航海へ

          転職という決断から考えること 一般企業勤務 フラッグフットボールコーチ 千代田区子ども園支援員 公立小学校教員 教育と探求社 色々な異なるキャリアを積んできた。 キャリアというとなんかカッコよく聞こえるけれど、 20代後半からずっと子どもと最前線で関わってきた。 フラッグフットボールを教えに、週5日色々なクラブへ 子ども園で、年中、年長さんと一緒に過ごし 公立小学校教員として学校に。 最後に後悔しない 自分自身が何かを判断する時に必ず指針としてきたのが、「最後に

        子育てや教育の中に隠れるパラドックス

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        • 探求を探求する
          6本
        • 教員が社会を変える
          10本
        • ソーシャルイノベーション
          7本
        • 教師の仕事は未来を創る
          9本
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          0本
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          0本

        記事

          探求とは?「分からない」本質

          転ぶ経験 起き上がる経験 走り回っている子どもを見ると思う。 「転ばないかな?」 転んでしまうと怪我をしてしまう。走り回っていると誰かとぶつかる。教員時代もよくヒヤヒヤしたし、なるべく転ばないように、怪我をしないようにという感覚で休み時間など見ていたような気がする。 でも、「転ばない」ことって、先回りして防ぐほど大切なことなのだろうか? 子どもは転んだ数だけ強くなれる!たくさん遊んで転んで運動神経をアップさせよう|宮口和義(石川県立大学教授) こんな記事を見つけた。

          探求とは?「分からない」本質

          探求って何だろう?

          探求って何だろう? 常にこれを考えている。いや、考えたい。 教員時代も探求・探究って使ってきた。 けれど、どこかで「?」があった。 子どもたちも周りの先生も聞いてくれたけど、きっとどこかで「?」があったと思う。 「好きを見つける」 「興味をもったことを追求する」 「好きなことを調べる」 「自分で表現する」 なんかどれも合ってそうだけど、違和感もある。 探求は人生につながっていく。 そんな言葉を聞いた。いい言葉。 確かに人生もそうだな。 何かの道を選んだ。合って

          教育と探求社への思い〜先生の卒業〜

          3月末をもって8年間やった教師を卒業しました。 4月より教育と探求社 東日本学校部に入りました。 教師を卒業 ⚪︎初任から2年目 ちょうど8年前の3/31に世田谷区から呼ばれて夜の7時くらいに初めて初任校へ。そして、4月1日から勤務。ドタバタで始まった。初任でもったのは2年生。初めてで何もかもが新鮮で楽しすぎました。子どもたちがとにかく可愛くて、初めての担任で、授業も休み時間も行事もめちゃくちゃ楽しくて、先生になって良かったな。ずっとそんな幸せでした。深いことを考えず、

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          寺子屋プロジェクト×子どもの幸福度

          1.お寺を活用して子どもたちの幸福度を上げる場を作る ソーシャルイノベーションスクールで考えた。 「お寺って実はものすごく可能性がある場なのでは?」 なぜそこにたどり着いたかというと… 最初は教育の問題かはスタート。 日本の若者は、すごく健康だけど幸せではない。 これでは日本の未来はどうなるの? 教育に関わる人のモヤモヤ、悩み、苦しみ、多くの葛藤がある。 こうじゃなきゃいけない呪縛 立ち戻れる場所 希望や幸せを感じられる社会へ 歴史的に身近なお寺 なんと「

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          フラッグフットボールの魅力

          「地域にフラッグフットボールの新しいクラブを作る!」 これを目標にフラッグフットボールチームに見学+お手伝い 8年程前に色々なチームでフラッグフットボールのコーチをしていて当時は教育の視点をもっていなかったので、あまり深く考えませんでしたが、フラッグフットボールの教育的な価値を考えながら手伝いました ①コミュニケーション 競技の特性上、自然なコミュニケーションが生まれる。 コミュニケーションが生まれないと得点どころかプレーそのものが成立しない。 なので、プレイヤー同

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          なんで勉強しなきゃいけないの?

          先生をやっていると必ず子供に言われることがあります。 「先生!何で勉強しなきゃいけないのですか?」 学ぶ理由について深く考えたことはありますか?学びは、人間の成長と発展に欠かせない重要な要素です。本記事では、人が学ぶ理由について教師が考えてみます。 学ぶことの意義や学びの可能性について考えたい方におすすめの記事です。 人はなぜ学ぶのか? 知りたいやりたい学びたい 人間が本来持っている欲なのかな? 自立のため? 将来困らないため? 人の役に立つため? とかよく言われる

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          先生こそイノベーションを⑤

          ソーシャルイノベーションスクールに入学しました。 https://note.com/preview/n703b4cf7bd97?prev_access_key=f3ae3911bbdc46f90f2f4ba98c9add7f 創造。これが一番大事。O→1 ジャパンハートの吉岡先生の話を聞いた。 「目の前のひとりの生まれてきて良かったを」 日本の医療から。 一言で言うと、志の塊。本当に素晴らしい話を聞けた。 その話で学んだこと、自分が行動していきたいことを振り返ってお

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          chatGPTと未来の教育

          chatGPTについてこの前学んできました。 それをもとに教育との関連についてちょっと考えてみた。 chatGPTは教育の敵か味方かchatGPTについて今度教育の対話会で現役教員としてパネラーで参加することになったので、今までの自分の教育観やchatGPTに学んだこと、そしてこれからどうなるか持論をまとめてみた。 ●chatGPTが教育に本格的に広がったらどうなるだろうか? 人々が気軽に使える初めてのAIとして話題のchatG PT。使ったことがある人がどんどん増えて

          先生こそイノベーションを④

          ソーシャルイノベーションスクールでの講義 どうしたら教育の世界のスイッチが入るのだろうか?講義中ずっと考えていた。 道徳、社会的な考え方とビジネスを融合させて考えると大きなイノベーションが起こる。それが論語と算盤の考え方であるのであれば、「本質を考える教員の育成」と「withの力と教育に携わる者の多様性」が大事だと考えた。 「本質を考える教員の育成」と「withの力と教育に携わる者の多様性」 一滴一滴が大河になる。そのように様々なイノベーションが生まれてきた。つまり、

          先生こそイノベーションを④

          先生こそイノベーションを③

          SDGsと教育現場現在の教育現場にSDGsの教育が広がっている。ただ表面的な知識のみが進んでいくという印象が強く、果たしてこれで行動につながるのかという問題意識をもっている。学ばなければいけないカリキュラムが大きく変わることが必要かなと私自身、教育現場でSDGsという大きな問題を自分事として考え、将来的にイノベーションに繋がるような人材になるためには教育としては何が重要だろうか。 ○SDGsとは あらゆる貧困をなくす 持続する経済を作る 環境を守り育てる。 がメイン。

          先生こそイノベーションを③

          先生こそイノベーションを②

          ●イノベーションが起こりやすい環境とは ・わからないことをやろう ・若者の方が新しい ・オープンイノベーション ・数を打たせる仕組み ・失敗は宝 当たり前 ・大学をベースに新しい企業が続々と生まれる これめっちゃ大事だろう! みんなが競争すればみんなが勝者になれる。アウトソースすればみんなが儲かる。顧客に選択肢を与えれば高い売り上げが実現できる。中央集権的な組織構造は非効率である。会課題解決にはビジネスが有効である。数兆円の国際援助や政府支援よりも個人の尊厳に根差した数万

          先生こそイノベーションを②

          先生こそイノベーションを

          イノベーションスクールに入学しました。 そこで学んだことをメモする+自分がどこまでイノベーションできるかを記録してみようと思う。難しそうだなと思う一方、「やってみよう」それだけでも価値があると思えている自分もいる。今回はイノベーションを起こすというよりは、学んだことをメモする感じ。 ●日本がこのままでは大変なことになってしまう。 日本は特に時間当たり生産性が低すぎ。OECD世界の時間当たり生産性ランキングや平均賃金ランキングを見ても日本の競争力は弱い。アウトプットを大きく

          先生こそイノベーションを