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フラッグフットボールの魅力



「地域にフラッグフットボールの新しいクラブを作る!」
これを目標にフラッグフットボールチームに見学+お手伝い

8年程前に色々なチームでフラッグフットボールのコーチをしていて当時は教育の視点をもっていなかったので、あまり深く考えませんでしたが、フラッグフットボールの教育的な価値を考えながら手伝いました

①コミュニケーション

競技の特性上、自然なコミュニケーションが生まれる。
コミュニケーションが生まれないと得点どころかプレーそのものが成立しない。
なので、プレイヤー同士が自然と
「僕はこうするから、こうしてくれる?」
「僕はどうしようか?」
といった会話が生まれる。
子どもたち同士が自然な流れで会話をする学び合いは意外と少ないし、展開するのが難しい。

②役割

フラッグフットボールはチーム全員にそれぞれの役割が与えられています。
「自分に役割がある」
ということが、プレーに対する必然性を生みます。

役割を頑張ることが
周りとコミュニケーションをとる必然性につながる
話が苦手な子でも
「僕は?」
と聞きに行く。

必然的に全員が当事者になり、
役割があることが子どもたちを夢中にさせます。
その当事者意識をもった学びを展開するのは難しい。

③創造性

作戦、役割がある程度形がある中で
「いかに相手の裏をかくか」
その戦術性が面白い。

そして、その戦術には正解がない。

その場その場の状況を見て、
作戦や役割があっても、
最終的には自分で切り開いていくしかない。
最後に自分たちに頼れるのは自分たちの創造性

それを子どもたちなりに分かっていて
その子どもの創造性溢れるプレーには
いつも驚かされる

④振り返り

フラッグフットボールは積み重ねのスポーツ
一つ一つの行動に自分自身で意味を持たせることが大事。

「相手はこう思っている
だから、こうしよう」
「さっき、これやったから
次はこれをしよう」
「このやり方はこうだったね。」

振り返りの連続。
競技の特性上、1プレイごとに作戦タイムがある。
振り返り(リフレクション)の連続。
自然とリフレクションの習慣がつく。

難しそうなこと書いたけど、
実際に子どもたちはやっている。
大きい子だけでなく、小さい子も。
プレーの精度関係なく
その子たちなりにやっている。

もちろんその場にいるコーチの
コーチングスキルやファシリテーションが
それらの要素を生んでいる。

⑤組織開発にも

コミュニケーション
役割
創造性
振り返り
これを見るとただのスポーツではなく
チームビルディング
組織開発
探求的な学び
学級経営
にもつなげられそう。
なんなら職員室の先生でやっても面白そう。

うん。もっと教育現場、職員室、地域に広がってほしい。

ちなみにフラッグフットボールは
ロサンゼルスオリンピックに正式種目になりました!

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