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53歳女のソロキャンプデビュー記録②設営と雨とスズメバチ

2021年9月某日、53歳にしてソロキャンプデビューを果たした。
前回のnoteではデビューのために買ったNEWギアを紹介した。

今回はキャンプ場選びから初日の夕方までの記録。

1、キャンプ場を選ぶ

ソロキャンプデビューにはキャンプ場選びが大事だと思う。
今回は
1、区画サイトがあること(フリーサイトではないこと)
2、アクセスが楽なこと
3、管理がしっかりしていること
を条件に、PICA富士吉田キャンプ場を選んだ。

1、区画サイトが良いと思ったのは、トラブルの可能性を減らしておこうと思ったからだ。
フリーサイトでの設営場所選びはキャンプの醍醐味だと思うし、憧れる気持ちもある。
でも、ソロキャンプだと周りのキャンパーさんに迷惑をかけたりかけられたりでトラブルが起こった場合、助けてくれる家族や友人はいない。
だから、きちんと区切られたサイトを自分だけで使える安心感が欲しかった。

2、うちのマイカーは7人乗りのミニバンだ。
ミニバンって全然ミニじゃないから狭い山道とか絶対通りたくない。
対向車とジリジリ後退し合いながらすれ違うとか絶対避けたい。
だから、キャンプ場までのアクセスはしっかりGoogleマップの航空写真で確認した。
それに、キャンプ中の怪我や体調不良の際、自分で運転して病院を探す必要ができるかもしれない。
そこそこ市街地からのアクセスが良いところにしておこうと思った。

3、トイレが綺麗だとか、管理棟にショップがあるとか、レンタル品が充実しているとか。その情報だけで安心して「行きゃあなんとかなる!」と思える。
とにかくソロデビューだから、手堅く行こうと思った。

2、ここをキャンプ地とする!

12時半に現地到着。
思ったより街なかに近くて便利なところにあるもんだと驚いた。
けど、便利なだけあって、キャンプ場横の道路はそこそこの車の通行量だ。
「自然満喫ポイント」は減点だけど、「アクセス便利ポイント」は高い。
チェックインは13時なので、フロントに一言断ってから場内を散歩してサイトを下見させてもらった。

下見をしていたおかげで、チェックインの時に指定されたサイトを変更してもらうことができた。
端っこのサイトで、水場へ近めなところを選ばせてもらった。

天気予報では19時ごろから雨が降ると言ってるけどすでにポツポツきているような?
でも、サイトは高い樹々が葉を繁らせているおかげで雨を感じない。
雨に備えてタープから設営開始。

このタープは15年以上前に購入したいわゆる「簡単タープ」。

ちょっと力が必要だけど力持ちおばさんのわたしはひとりで設営できる。
重くて嵩張るし、キャンプというより町内会の祭りっぽいけど
使い勝手はすごく良い。
ソロキャンプでこれを建てるか?とは思う。
でも、贅沢は敵!あるものを使う!
なぜなら私立大学に通う息子が2人いるから!
教育費ほんとにきついから!

NEWギアのコールマンのテント(ツーリングドームLX)は本当によくできていて
設営がすごく合理的。

しかし、この設営中に不穏な気配を感じた。
いる!
スズメバチだ。

タープとテントを建てたと思ったらスズメバチ。
こんな時は、

とりあえず、寝よう。
寝て、落ち着こう。

迷わず、速やかにテント内でお昼寝タイムを敢行した。

3、本降りでタープの雨漏りに気付く

雨の音で目が覚めた。
15時半くらいだったと思う。
テントから這い出して、タープの下でぼんやりしていると、

つめたい。

なかなかのインパクトの水滴が
背中に、頭に、頸に…。

いや、気にしちゃダメだ。
これくらい、どうってことない。
大丈夫大丈夫…
………ってめっちゃ濡れるやん!

タープを見上げると、
「ん?これ、裏側?」ってくらい幾筋もの雨の筋…。
彼方にも、此方にも。

ここまで劣化していたとは。
そりゃそうか、10年以上放置してたもんなあ。
触ったら、なんか、接着剤溶けたみたいな、ネチャって感じしたもんなあ。
どうすっかなあ。

どうすっかなあじゃないよ!と脳内の副音声に喝を入れられ、
エイヤぁっとレインポンチョを羽織り、
タープをテントの前半分に被さるようにえっちらおっちら移動させた。
タープの下にテントのキャノピーを揚げて、
タープの雨漏りをキャノピーで受け止める…みたいな?

よし!これでとりあえずわたしは濡れない。
ご飯もランタンも多少濡れるけどわたしは濡れない。

雨のせいか、スズメバチの姿も見えなくなった。
でも、念のため薪を買うついでにフロントで殺虫剤があるかどうか聞いてみた。
スタッフは、
「あ、スズメバチいました?」と、いますよね〜くらいのテンションで言う。
「殺虫剤お渡ししときますんで、巣を見つけたらすぐ教えてくださいね。」と
新品の殺虫剤を貸してくれた。

で…デカくない?
想像の倍のデカさじゃない?
バズーカ砲なんだ。
12メートル届くの?
武器じゃん!

これが、冗談じゃなくって、
翌朝、わたしはこのバズーカを抱いて
スズメバチ戦争にスナイパーとして従軍することになったのだ。

その話は、また次回のnoteで。
(全然進まなくてごめんなさい)


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