第八十四回 Gt 虎|MOVIE TORAVIAアニメ「呪術廻戦」を考察

最初にゴメンなさい。
前回ね、あれだけエヴァンゲリオンの考察がアツいって話で盛りあがったから、次は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll」を観て、エヴァについて語ろうと思ってたのに、まだ忙しくて映画館に行けてないんですよ。ホント、ごめんね。ということで、今回はね、アニメつながりで、いま話題の「呪術廻戦」の話でもしてみようかなと思います。

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『呪術廻戦』(2020)

みんな大好きなんでしょ?「呪術廻戦」。「鬼滅の刃」のネクストってことですっごい騒がれてるじゃないですか。なんでそうなってるのか、逆に俺はそこが知りたいんですけど。

最近は「次はこれを売り出そう」っていう制作会社の力が働いてるんじゃないかっていうぐらい「呪術廻戦」もそうですけど、いろんな分野でメディア展開をしてきますよね。でも、俺のなかで「呪術廻戦」は面白いかっていったら、面白さは“普通”なんですよ。たしかに面白いは面白いんですよ。あのアニメ。男的には、惹かれるものしか詰まってない。そんなアニメですから。

基本、戦闘アニメなんですよ。戦う以外はなんのカケラもないぐらいの戦闘アニメなんで、恋愛要素なんてものもまったくないんですね。とにかく、第1話から戦いまくってて。その後も観ましたけど、ずっと戦い続けてるんですよ。そこがまったくブレないんです。同じアニメでも「ドラゴンボール」なんかのほうがまだそこから逸れたりしてるなって思うぐらい、徹頭徹尾戦いまくるアニメなんです。
とにかくバトル。マジ、そこがブレないんですよ。だから、男的にはすっごい観てて爽快なんです。

その戦いもね、いままで観たバトル系のアニメって、どうしてもいらない要素、自分としては「これ、別にいらねぇな」っていうエピソードが入ってくるんですよ。さっきいったように「ドラゴンボール」でさえそうなの。だけど、そういうものがまったくなくてバトル一辺倒のアニメだから、とにかく展開がむちゃくちゃ早くて。余計なものがないからとにかく早いの。でもそれは最近のアニメ。「鬼滅の刃」なんかもそうだけど。

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限りなく2次元に近い2.5Dロックバンド、アリス九號.のオフィシャルnoteです。 毎週メンバーがリレー形式でオフィシャルnoteだけの…

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