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シェアハウスの思い出

子どもがいなかった頃、
夫婦でシェアハウスに住んだことがある。
アメリカから帰国して、
定職について家探しをするまでの半年間くらい。

何でもそろっているし、
仮住まいとしてはとても便利だった。
ほかにも国際結婚をして
夫婦で住んでいる人たちが1組いて、
住んでいる間と、その後しばらくは交流していた。
だんなさんが日本人で、
奥さんは私たちより若いフィリピン人だった。

他には、そこに定住しているような日本人男性。
もう一部屋あったけれど、
そこには入れ代わり立ち代わり、
独身の外国人が入っては出て行き、
誰も定住しなかった。

キッチンで夕飯の支度をしていると、
フィリピン人の奥さんがやってきて、
いつも豪華な食事をつくっていた。
たまに食材をもらったり、あげたりもした。
留学中に寮に住んでいた頃を思い出して、
こういうのもなんだか楽しかった。

若い頃の旅でユースホステルを使った時も
似たような感じだった。
知らない国の、知らない人と
同じ部屋で寝る不思議。
でも話してみたら楽しかったりもして。
同じ部屋じゃなくても廊下で会って話したり、
食堂で意気投合して、その夜飲みに行ったり。
そういう旅の出会いって20代の頃は結構あった。

シェアハウスも寮もユースホステルも、
若いから楽しめた部分もあったかなぁ。
今となっては多分、よっぽどのことがない限り、
もうお世話になることはないかも。
…でもなんでだろう?
なぜ歳をとると自分の空間にこもって、
共同生活をする人が減るのだろう?
子育て中は難しいからかな?

でももっと歳とって、
老人ホームにお世話になることになったとしたら、
それこそまたシェアハウスみたいな感じなのかな。

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