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自分が諦めた未来に,他人が進むのが許せない

今日の,精神科医の藤野智哉先生のVoicyは,
「こういうもんだ,という嘘」という題で,
人生の先輩という名の嘘つきについて。

色々な理不尽があっても,
「社会人っていうのはこういうもんだよ」
「人生ってこういうものだよ」
「3年はやらないと,
 どこに行っても通用しないよ」
などと,“こういうもの”として
生きていかせようとしてくる,
人生の先輩という名の嘘つきがいる。

そういう人たちは,
自分が諦めた未来に,
他人が進んでいくのが許せない。
古い会社,PTA,町内会など,
時代遅れの組織に多く存在する。

こういうものだという嘘に騙されないで,
自分の気持ちに正直に,
自分の信じる方向へ行っていいって話だった。

私も色々なところで,
同じようなことを言われた経験がある。
最初に勤めた会社では,
事務職が自分に合わなすぎて
上司に相談したら,
「どんなに合わないと思っても,
 3年は同じ環境で続けてみないと。
 その後で判断しなさい」
と言われた。

この“3年神話”って何なんだろうね。
多分,古風な日本人が大好きな
「石の上にも3年」から来てるんだろうね。
私も若かったので,
20代前半の貴重な4年間を,
結局その会社に捧げてしまった。

子育ての先輩として口を出してくる,
見知らぬ年配女性もよくいる。
私のたちの頃はこうしていたんだから,
あなたたちも…って,
色々我慢させられたり,
頑張らせようとさせられたり。

妊婦時代に立っているのがつらくて,
バスの優先席に座ろうとしたら
年配の女性に手で制され,
座らせてもらえなかったことを
今でも忘れられない。
私たちの頃は妊娠くらいで座るなんて
許されなかったという,
これも一種の人生の先輩事例。

もっとおおらかにできたらいいのにね。
もう20代前半や妊婦時代には戻れないけれど,
今後,似たようなことがあったら,
私は私の考え通りに進むつもり。
そして自分が諦めた道に
誰かが進もうとしていても,
嫉妬せずに,
背中を押してあげられる人になりたい。

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