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ショート・ストーリー

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短編・掌編小説集
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#創作大賞2023

【短編小説】毎日違う人(第1話)

今朝,目覚めて鏡を見たら, 私の顔は何ともいえないかわいい女の子の顔だった。 「わぁ,今日…

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【短編小説】毎日違う人(第2話)

前回のあらすじはコチラ↓ 次の日は昨日と打って変わって, 冴えない感じのサラリーマンだっ…

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【短編小説】毎日違う人(第3話)

前回までのあらすじはコチラ↓ ところで,僕が日替わりで いろいろな身体を旅している間, そ…

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【短編小説】毎日違う人(第4話)

前回までのあらすじはコチラ↓ 次の日は,起きた瞬間に 天井が近いところにあったので 「何だ…

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【短編小説】毎日違う人(最終話)

前回までのあらすじはコチラ↓ 次の日,起きたら身体がなかった。 意識はあるのに,身体がな…

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【ショートストーリー】夢を叶えた後

子どもの頃,初めて飛行機に乗った時, 「こんなはずはない」 と思った。 あまりに雲が近く見…

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【ショートストーリー】 好きなことを「好きだから」という理由だけでする

何でもそろっていて, 退屈な日々を送っていた16の頃, 特に何がしたいってわけではなく, ファースト・フード店でバイトを始めた。 私にはそれだけで エキサイティングな生活が到来した。 「何でバイト始めたの?」 仲よくなったバイト仲間に聞かれて困った。 「俺はギター買うため。キミは?」 更に突っ込まれて言葉を失った。 「バイトをしてみたかったから」 という理由じゃダメなのかな…? バイトとサークル活動に明け暮れた 大学時代も終わり,大企業に就職し, 簡単で退屈な事務の仕事と