会話が噛み合わない、そんな問題はこれで解決!

一生懸命話しているつもりなのに会話がうまく噛み合わないと感じたことがあるあなた、考えられる理由は大きく分けて２つです。

1つは話し方の問題です。

脈絡のない長い話や、結論が不明瞭な話は相手に伝わりません。

もう一方で、２つ目は聞く側の理解度です。

理解していなければ、的を獲たお返事もできず会話は成立しません。

そこでどうしたら噛み合わない会話を噛み合わせることができるか、大手企業で人事を長年勤めるコミュニケーションのエキスパートにお話を伺いました！

話し方を工夫する

実際にどのようにしたらいいのかというと分かりやすい話し方には2通りあるそうです。

１つは起承転結を考えてオチのあるお話にする。

もう1つは言いたいことの結論を最初に伝え、そのあとに概要を説明する方法です。

1つ目は、例えば今日あった出来事を恋人や好きな人に面白おかしく伝えたい時の話し方で、

「今日実は、買ったラージサイズのコーヒーを思い切りぶちまけちゃって、折角歩いて30分もかけて買いに行ったのに、

お目当だったスターバックスもやっていなくて、仕方なく別の店で買ったのに、本当に災難だったよ」といきなりオチを話されて、

そこからどう会話を拾っていいかわからず、ただ頷いて聞くことになってしまう話し方に比べて、

「今日どうしてもスターバックスに行きたくて、でも車もないし頑張って30分かけて歩いてショッピングモール内のスターバックスまで行くことにしたんだ。

そしたら、なんと閉店していてお店がなくなっていたよ。コーヒーが飲みたかったから仕方なく別のコーヒーショップで買うことにして、

30分も歩いたから悔しくて欲張ってラージサイズをオーダーしたのだけれど、椅子で一休みしてからモール内を回ろうと思って立ち上がった時に、

まだほとんど残っていたコーヒーを全部床にぶちまけちゃった！本当に災難だったよ」と最終的に買ったコーヒーまでぶちまけたオチが最後に来れば、相手も笑うポイントがわかって反応がしやすくなるでしょう。

何かエピソードを伝えたい時にはきちんと相手が反応できるよう話を構成することによって、内容の相手への伝わり方は大きく変わります。

一方で理由や原因を聞かれた際に伝える方法としては、先に結論を持ってきて後から説明する方が相手は理由の先を聞く姿勢になれます。

先にごちゃごちゃ説明を並べられて、結果こうした。と言われても聞き手へは伝わりにくいです。

このように会話が噛み合わない原因の1つは話し方の工夫で改善されるポイントがいくつかあります。

そもそも会話が噛み合っていないというよりは、相手が反応がしにくい話し方をしてしまっていることによりうまく返答ができず会話が噛み合っていないように感じてしまうことが多いでしょう。

聞き手の理解度を見極める

見極めると言われると難しそうに聞こえますが、簡単に言えば察してあげましょう。

面接でも初対面の人と話すときでも、デートでも大事なのは相手の様子をよく見ることです。

親しい家族や友人ならお互いがどういう人間で何が好きで、どれほどの理解が得られるかがすでにわかっているため常に様子を伺いながら話す必要はないと思います。

しかし、いつも慣れない人と話をするとうまく噛み合わないと感じている方で、話し方は分かりやすく伝えている自覚がある場合は相手の反応を察することも意識してみてください。

生まれ育った環境や、業種、教育などが違えば考え方が違うのは当然です。

ずっと女子校で中学校から大学まで過ごしてきた女性に、好きな車のマニアックな話を延々してもおそらく期待以上の返答はその女性にはできないでしょう。

車の話をするなという訳ではありません。

話している段階で、相手の反応が薄い場合や不思議そうな表情をしている場合は、そこに気付いて、「きっとあなたにとっては、理解できないところがいっぱいあるよね。つい話過ぎていたらわからないところは聞いてね！」など相手への理解度を察していますよ、という心遣いがあればそこから先の会話に発展しやすく、会話が噛み合わないと感じる部分が減っていくのではないでしょうか。

まとめ

長年人事を務めていらっしゃるエキスパートの方も、面接の際には本当に色々な人にお会いして、限られた時間の中でいかに相手のことを多く知ることができるかが重要なお仕事なためいかに会話を成立させるかが大事とのことでした。

会話は一方通行では成り立ちません。

うまくキャッチボールができなければ内容のある会話は成立できないのです。

そのためにまずはできることは話をする際の工夫と、その話を伝えている時の相手の様子をうまくキャッチすることです。

会話が噛み合わないと感じた時は是非試してみてください。

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