見出し画像

学生にも社会人にも役立つ!東大A判定が教える史上最強の勉強法

 私は小3から10年間勉強を頑張ってきました。中学受験と大学受験を経験しています。

 数学しか好きな科目がなかった私が高3の初めに、最強の勉強のやり方に気づいてから数学以外の勉強もとても楽しくなり高3の駿台の東大模試では東大理科一類A判定を獲得しました。
この勉強のやり方を少しでも多くの方に伝えたいと思いnoteを始めました。

 数学好きな人もそうでない人も、そして受験生の方だけでなく普段勉強をあまりしない方々にも読んでいただきたいです


最強の勉強法

 早速、最強の勉強のやり方をお教えします。
このやり方に気づく前のやり方との比較についても後で書くのでそこもぜひ読んでください!

 このやり方とは、思いつきではなく論理的に考えることを意識しながら勉強をするということです。当たり前と思う方もいるかもしれませんが、意識しながらできていますか?
この論理的思考は特に数学で養うことができます。そして数学以外の教科も論理的に考えることで見方がガラリと変わります。
またこの考え方を論理主義と呼びます。

 数学の問題は様々な条件の組み合わせです。
この中の複雑な条件を簡単な条件に同値変換する、またはポイントとなる条件に目をつけてそれを用いて攻めていく。この2つのどちらかを続けていくことで問題を扱いやすく簡単にすればどんな問題も解けます。
青チャートの例題を深く深く分析することでこの力を伸ばせます。分析の仕方をお伝えします。全ての例題の答えで行われてる全ての操作をなぜするか理由を考えるんです。数学の問題を解く時にする全ての操作には理由があります。全てです。操作とは例えば、①変数を3つから2つに減らしたり、分母を払ったり、②数学的帰納法を用いたりすることです。
例えば、①の理由は扱いやすくするためです。変数は少なければ少ないほど動きが見えやすいんです。変数が3つということはx,y,z軸つまり空間全てを考えなければなりません。変数が2つになれば平面。1つになれば直線を考えるだけでいいんです。ある箱の中にある指輪を探すのと家のどこかにある指輪を探すのは労力が全く異なりますよね?数学も同じです。考える範囲を小さくするんです。
②の理由は色々考えられます。変数がkの時だけを考えることで変数の1つを定数と考えることで変数を減らして調べる範囲を小さくする。または仮定から得られる条件を得て使える武器を1つ増やす。などです。
この方法のいいところは数学でこの時はこの解法かこの解法を使え!とパターン化して教えられますがそれを暗記する必要がなくなること。そしてどの解法がいいか試し打ちせずともどれがいいかわかるということです。
分析とは簡単にいうとなぜを何回も作りその答えを強引でもいいから出していくことです。これは学問の本質だと思っています。
実際の問題を扱って具体的に分析をするのはまた別の記事で書くことにします!

論理主義に気づく前の勉強の仕方

 この章は今回お伝えしたいことの中心でないにも関わらずとても長いので読み飛ばしていただいても構いません。私は小学校の頃は算数、そして中学高校では数学が一番好きで得意でした。どれぐらい得意かというと算数は灘クラスの上のクラス、数学は鉄緑会の一番上のクラスに所属していたほどです。算数はパズルのようにひらめきでスッと解けるのが楽しかったです。算数は才能でかなり上手くいきました。そして中学受験が終わり中学校に入学した時、私は数学も算数のように得意だろうと考えていたのですが、「マイナス」の概念に初めて出会った時なかなかしっくり来ず、数学が算数ほど上手くいかず面食らったのを今でも覚えています。今考えると当たり前なんですよね。数学と算数は全く異なる物だからです。


算数は目に見える世界(つるかめ算や日暦算)を扱い、扱う概念は簡単だがパズル的な難しさを加えることで基本問題と難問の差をとても大きくしている。発想力が求められる。

数学は目に見えない概念(虚数やベクトルや方程式)を扱い、扱う概念は難しいものが多く、その発展ももちろん難しい。論理的思考力が求められる。


 中学の間は数学に算数のようなひらめきによる気持ちよさを求めていたので数学は算数ほど好きにはなれませんでしたが真面目な性格のおかげで得意教科ではありました。転機は高1の時に来ました。数学の天才Aと知り合いになって数学についての話をよくしました。Aは数学の話をする時、とても楽しそうに興奮して話していました。彼と話す中で数学の面白さにだんだん気づいていきました。いや、もしかしたら彼のレベルについていきたい気持ちだったのかもしれません。まあなんにせよ、数学が楽しくなり出したのは彼がきっかけです。ただこの時の数学の問題の解き方は論理的ではなくこのやり方でいけるんじゃないかと何度も試すというなんとも行き当たりばったりなやり方でした。おそらくこのやり方をしている方が大半だと思います。そして自分の数学のレベルをさらに高めたいと思い高2の間、鉄緑会に通いました。この時の先生がとても論理的に問題を解いていく先生だったんです。ただこの時の私のレベルではついていくことができませんでした。鉄緑会の宿題の問題の難しさと量の多さで問題をなかなか消化できず、授業もこの先生の論理的な考え方を理解できず消化できませんでした。ただこれは当然なんです。なぜなら自分のやり方しか知らなく、論理的に考えることを分かっていないだけでなく、この先生のレベルがあまりにも高かったのでこの世界を認識することができなかったのです。ではなぜこの考え方を理解できるようになったのかというとこの考え方を理解しているB君にどのように考えているかを何回も質問したからです。初めて聞いた時は衝撃を受けました。今まで授業で聞いていたのはこういうことだったのか!!!そして質問を何回もしてこの考え方を自分の中に落とし込むことができました。そして数学以外に時間を回すために高3になる前に鉄緑会を辞めました。

論理主義に出会ってから

 全ての学問の見え方が変わりました。まず数学の問題を見た時にこういう条件があるから〇〇しようと最初にある程度先が見えた状態で問題を解くようになりました。そして数学以外にも論理的な考え方を適用しようとしました。

国語は感覚で解く方が特に多いと思います。ただ全ての答えには理由があるんです。田中君の気持ちだって答えがあるんです!なぜなら入試の答えにこれは違うんじゃないか?とケチをつけられた時に説得できないと公正じゃないですよね?ではどうやって考えるか。自分の主観でかんがえるのではなく、文章を客観的に見て答えの根拠となる箇所を探すんです。古文漢文も同様です。
英語の長文は長文全体の言い換えや対比を論理的に捉えて全体の構造を把握するんです。
和英や英和では文法をきちんと理解して正しい英語を使うんです。
化学では、この実験ではなぜ熱を加えるのかやなぜこの現象が起こるかを考えて分からなければ先生に質問をすることで知識がすごくたまるだけでなく理解がとても深まりました。物理ではなぜここでエネルギー保存を使うのかなどです。ただ私が受けていた物理の先生は色んなパターンを覚えろという形で論理主義とはあまり合わなく物理は得意になれませんでした。

私は論理主義に目覚めてから全ての学問を論理主義に基づいて学ぶことで元々嫌いだった国語すらも楽しく勉強できました。
全ての学問はなぜを追求することで圧倒的に理解が深まります。ただこれには落とし穴があります。これについてはまた別の記事でお伝えします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。論理主義は世界の見方を大きく変えます。
なぜが持つ力を感じていただきたいです。
また別の記事も読んでみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?