モテたいなら本音を見せろ
僕に相談をしにきたとある25歳童貞の青年と話をしていて「本音」の大切さを強く実感したので書いていこうと思います。
彼は人からよく「優しそう」とか「誠実そう」と言われることが多いらしい。
とってもいいことじゃないですか、と。
確かに僕からみても彼は人畜無害な雰囲気がありました。
パッとでは童貞に見えない容姿に、育ちが良さそうな柔らかい物腰、決して怒らなさそうな好青年。
でも、彼は「自分は本当はそんな人間ではない」といいます。
普通に腹立つことだってあるし、人並みに性欲だってある。
今でも童貞であることに強いコンプレックスがある。
でも、周りのイメージを壊すのも怖いと。
実際、彼と話した女の子側も誠実そうな話題を出すのが良いと思うのか
「思いやりって大切ですよね。」
「仕事終わりに待ち合わせして一緒にご飯とか行くの憧れちゃいます。」
「旅行は最近どこに行きましたか?」
「北海道?美味しいもの多そうですね。私も行ってみたいです。」
「休みの日は家でゆっくり動画とか見てます。」
みたいな堅い話ばかりで1回目のデートが終わるようです。
もちろん、2回目に繋がることはほとんどありませんでした。
2回目のデートに繋がった子もホテルに誘うと必ず「そういう人だと思わなかった」と言われるとのこと。
「もういっそのこと最初から全部本音をぶちまけたら?」
彼とお酒を飲みながら彼の話を聞いててそう言いました。
彼の話を聞いていると、第一印象の彼と素の彼ってかなり違ったんですね。
人に思われてるほど他人に優しい人間ではないこと
でも友達や家族に対してはものすごく熱い人間であること
お酒の勢いでバカなこともしてしまうこと
遅くまで仕事して疲れた時は着替えずにそのままベッドにダイブしてしまうくらいだらしないこと
早く童貞は卒業したいけど風俗に行くのはちょっとビビってること
僕からしたら素の彼の方が人間らしくて親しみやすいなと思いましたし、何よりその話をしている時の方がイキイキしていました。
それで嫌われたらそれまで。
それで興味を持ってもらえたらラッキー。
「次会った子には本音で話そう、結果報告待ってるね。」
という話で締めてその日は解散することに。
それから1週間くらい経ったある日、彼から電話が。
「全部曝け出してきました」
「まだ連絡が返ってきてないため2回目行けるか分かりませんが、初めて女性にこんなに本音をぶつけました。」
内容を聞くと、
初対面で誠実さや優しさをアピールし合うのは正直苦手だということ。
失礼かもしれないけど、お互い人間だしそんな綺麗なことなんてないということ。
自己保身で優しくしているだけで、それが童貞の原因と思っていること。
ちゃんと前置きとかもして相手が聞いてくれる体勢になってから話したそうですが、そしたらその子は結構共感してくれて、あちらの話もしてくれたそうな。
全然そんな人間じゃないのに協調性を優先した結果、会社で勝手なイメージが広がってしまってること。
勝手にハードルが上がって、勝手に理想を押し付けれて、でもそこから失望されるのが怖いから求められる返事をしてしまうこと。
結局人を顔で判断するシーンは多いはずなのにそれが悪みたいな風潮があること。
そういうストレスから元彼に内緒でずっとタバコを吸ってた時期があること。
(タバコが見つかって、吸ってたのはバレなかったけど浮気を疑われて大変だったとかwww)
腹を割って話してみると、何より自分がすっきりした。
本当の自己紹介がこんなに難しいことだとは思わなかった。
何より相手に興味を持てた。
今まで全く相手に興味がなかったんだということを実感した。
童貞であるという不安を解消してくれて自己肯定感を上げる都合のいい存在を探していただけだった。
ということをつらつらと語ってくれました。
もちろん、ハッタリをかますのも大切です。
ですが、それと同じくらい自分の腹の中、いえ尻の穴を見せることの大切さを、彼の話を聞いていて実感しました。
本音をぶちまけてみて初めて見えてくるものがあるんだなと。
これが自分で気づけたということは相当大きな収穫になったと思います。
これでその子と付き合うまで行ければそれに越したことはないですが、恐らく付き合えるでしょう。
付き合えなくても、早いうちに彼女はできるでしょう。
それくらい大切な感覚を掴んだなと思います。
尻の穴を見せること、かなり勇気のいる行動ではありますが、自分の成長のためにもどんどん見せていきたいですね。
あっ、実際に見せると通報されてしまうので気をつけて笑
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