マダガスカル74日目

雨の影響で体育ができませんでした。

体育館があればなって思うのも、もう何度目でしょうか。
晴れた日にはグラウンドで体育をしていますが、そのグラウンドも大きな石があったり、瓶のギザギザの付いている栓があるので怪我する可能性がとても高いです。

それにプラス靴を履いている子どもの数も少なく基本的にはみんな裸足で運動しています。靴を持ってきてくださいと言いたいけど家庭の事情で靴を手に入れることが難しい子どもがきっといるのでやめておきました。

その代わりと言えるかわかりませんがグラウンドに落ちている危ないものを積極的に拾っては捨てる作業を一人ではじめました。

本来なら自分たちが運動で使う環境なので子どもたちが率先して行ってくれるといいなとも思うのですが、彼らにとってこの環境が当たり前だったので、今更急に石拾いなんてしてもと思っていることでしょう。

この行為の目的は危ないと思ったものはグラウンドの外に持っていき捨てるという事だけではありません、その先の真の目的があります。


自分たちが使う環境は自分たちで快適にすることができることに気付いて欲しいなと思っているんですよね。

これは僕にも言えることなのですが体育で使用するサッカーボールは二つしかありません。ゴールも存在しません。
その環境は工夫すれば変えることができます、例えばゴールの代わりになるものを自分たちで作る。ゴールの代わりに人を立たせてパスゲームをする。サッカーボールを作るのは簡単ではないけど遊びで使えるボールは自分たちで作ることもできます。

文句を言う前に工夫して、どうやったらもっと運動しやすい環境を作れるのか、どうすればもっと楽しい学校生活を送れるのか、これって先生が全部用意はしません。自分たちで変えていける力をつけて欲しいと思います。

この活動の意義が感じれるタイミングまでとりあえず継続してみます。


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