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マダガスカル184日目

雨が降っても、寒くても、暑くても全世界共通で一定数の生徒は体育が大好きなんです。お構いなして外で走り回る姿に勇気と元気をもらいました。
そして、もっと責任感持って仕事と向き合いなさいと言われている様でした。

久しぶりに授業をさせてもらった中学生は相変わらず興味深い行動をしてくれます。体育が好きなのかそれとも嫌いなのかコロコロ変わる行動で惑わされながらも、なんだかんだで運動することは好きみたいです。
高校生同様に体操着を持ってこない生徒、準備運動をしない生徒もいますが、中学校では生徒同士で注意し合って正しい行動を促す様な声かけを見る事ができ感心しました。先生が言うより生徒同士で気づいて指摘し会えるクラスってなかなかないと思います。

女子クラスでバスケを実施しただけど、チームで声かけを自然にする様子も見る事ができました。バスケットゴールがないので制限付きのパスゲームをやりました。よく小学生のサッカーの試合で見かけるような団子になってみんなが一つのボールに集まってしまう行動がここでも見受けられました。

そんな時は一度生徒のプレーを止めて考えさせるアドバイスを言うのが先生の役割でもあります。
「コートをよく見てください、あっちにも、こっちにもたくさんスペースがありますよ。」とだけ言いました。そしてプレー再開、言われたことを意識する生徒もちらほら現れます。それでいいのかも、ゆっくり気づいた子供がチームメートに伝えてあげてコニュニケーションが生まれていくのかも。

スポーツや運動を上達すればいいだけではないのが体育の面白さでもあります。学生時代は理解できなかった先生の言っている意味が今になってよくわかる様になりました。過去の答え合わせをしているみたいで先生って興味深い仕事内容でもあるなと時々思います。

うまくいかないことだらけの時って嫌なことを粗探しするるけど、生徒のいいところって気づいてないだけで瞬間でたくさん生まれているんだな。もっといいところを探して、そこを伸ばしていける姿勢で体育指導していきましょ。

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