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中身だけで人を愛することが出来るのか。NETFLIX「ラブ・イズ・ブラインド」で恋愛で一番大切なことを学んだ話。

人は100パーセント、中身だけで人を愛することが出来るのだろうか。

出来たら素敵だけど、「人は見た目が9割」なんてよく聞くし・・・。

そんな疑問を持つあなたにお薦めのリアリティショーはこれだ!

「ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない!?~」

内容:

目隠し恋愛実験バラエティラブイズブラインド。結婚相手を探す独身男女が"ポッド"と呼ばれる小さな部屋で壁越しにデートを重ねる。その際相手の姿は一切見えない。運命を感じた相手に出会えたならば、壁越しにプロポーズし、成功すればそこで初めて相手と対面を果たす。そして4週間後には結婚式を挙行。会ったことのない相手と結婚をすることが出来るのか?外見という現実に左右されずに人は人を愛することが出来るのか?本当に「愛は盲目」なのだろうか!?

見どころは、ずばり、ジェシカという女である。

ジェシカが好きだ!

アメリカイリノイ州出身の地域担当部長(なんだそれ!?)、ジェシカ、34歳。

見た目はブロンドのロングヘアで、モテ系美人。壁越しでのデートでは一番のアピールポイントになりえる声は、少し鼻にかかった感じのセクシーボイス。

彼女の魅力はなんといってもその高すぎるプライド強がりな性格である。

①デート

まず、この実験の第一段階は”ポッド”と呼ばれる小部屋で行われる壁越しのデートである。

彼女はこのポッドのデートで、マークとバーネットという2人の男性に惹かれることになるのだが、最終的にマークを選んで婚約を果たす。

視聴者はもちろん彼らの顔が見えるわけなのだが、明らかにバーネットの方が見た目がかっこよく、体格も良い。マークは目がグリっとしてて背も小さいのである。ハリーポッターでいうとドビーだ。話すことはとてもかっこいいのだが。ああ、ジェシカよ、その男は性格はいいが見た目は微妙だぞ・・・。

②対面

プロポーズが成立したカップルは初めて対面を果たす。ここは緊張もあってか、普通に安心したような顔を見せるジェシカ。一方のマークは大きい目をさらにグリグリさせヒゲの生えた顎をジョリジョリ指で触りながら感動を抑えられない様子。そりゃそうよ、美人だもの。おそらくギンギン。抱擁し、チューするけど、ちょっと気持ち悪い。ジェシカがかわいそうだ。したくないのにカメラもあるし雰囲気にのまれて"させられた"感が否めない。泣いてたが、感動の涙ではなく、後悔の涙だろう。

③現実のデート

ポッドにいた時とは明らかにテンションが低くなり不機嫌になるジェシカ。

インタビューに答えて言う。

「ポッドの中のマークと現実のマークを結びつけている最中なの・・・。」

「普段付き合う人はみんな体格が大きい人だから、受け入れるのにとまどっっているの・・・。」

見た目がタイプじゃない」をどう変換して伝えるか、というのもこのショーの見どころだ。

この段階で、ポッドのなかで揺れていたもう一人の相手、バーネットとも対面を果たすのだが、明らかにマークよりハンサムで、背が高く、ジェシカのもろタイプなのであった。ジェシカも「肉体的にはバーネットがタイプ」とはっきりとインタビューに答えている。バーネットも違う女性と婚約を果たしていたのであるが、実物の肉体を見て未練タラタラになったジェシカはバーネットに言う。「あなたたちカップルはすっごくお似合いだと思うわよ。ポッドの中では私たちに強いコネクションがあったと思ったけれど、今はあなたたちの関係を応援しているわ。何かあったら相談して。」と、強がってるけど目がハートになってるジェシカ。優しい物言いで近づいてあわよくば自分の元に引き戻してやる・・・という魂胆が見え見えだ。

一方でフィアンセとイチャつくバーネットの姿を見せつけられた彼女は、別のインタビューでこう答えている。「バーネットは私が想像していた人物とは違っていたわ。私と婚約していれば彼はもっと内向きで洗練されて尊厳のある人物になっていたわ。」

このセリフからは、彼への未練を払拭しようという思いと、マークを選んだ自分の選択は正しかったのだと思い込もうと必死である様子がうかがえる。強がって素直になれない女、ジェシカ。

他のカップルたちが性的関係を持ち始める中、ジェシカは踏み切れない。

ベッドに横たわって明らかに飢えたような眼差しを向けてくるマーク、そのグリグリの目から発せられる無言の誘いを頑なに拒む。「性的関係を早く持ってしまうと後から後悔してしまうかもしれないからゆっくりと関係を深めていきたいの・・・」

私は思った・・・。

相手がバーネットなら速攻でヤってただろうあんた!ええ?

マークのためにも、はっきりと生理的にムリって言え!!

④結婚式

頑張ってマークのことを好きになろうと努力してきたジェシカ。いよいよ結婚式当日を迎える。果たして二人の運命やいかに。。。

感情の高ぶりを抑えきれず、ますますグリグリの目を向けてくるマークの前で、ジェシカは神父の問いかけにこう答えるのだった。

「誓えないわ。あなたのこと愛してる。あなたのことを男として尊敬してるから常に正直でいたいの。あなたのことを愛してる。あなたはずっと特別な人よ。でも私たちはまだ結婚の準備は出来ていないと思うの。」

だ・か・ら!!顔がタイプじゃないと言えーー!!!

顔がタイプじゃないから愛せないと言えーー!!

デート期間中のジェシカからはこれっぽちも「愛してる」ような言動は見られなかったぞ!?

こうしてジェシカのラブイズブラインドは幕を閉じたのであった。

まとめ

やはり、人は見た目だ

結婚相手ともなるとこれから何十年と毎日顔を見ることになる相手。その相手の顔が自分のタイプじゃないのなんて耐えられない。イケメンじゃなくても良い。「なんとなく好きだなぁ。嫌いじゃないなぁ。」くらいの顔で。

私はジェシカにひどく同情した。マークのグリグリの目で見つめられたらそりゃあのポッドでのプロポーズを受けた自分を責めたくなるよ。でも番組的に先に進まないといけない雰囲気だし、対面した瞬間「やっぱり無かったことに」なんて言えない。プライド高くて、強がりだから素直にバーネットにも思いを伝えられない。

実際に結婚を果たしたカップルも2組いたが、どちらも見た目のレベルが釣り合っていた。美女と野獣はジェシカとマークのみで、全くお似合いではなかったので周囲のプレッシャーに押されて結婚に至らなくて本当に良かった。

最後まで、「見た目がタイプじゃない」と断言しなかったジェシカ。

でもそれを隠そうと努力すればするほど、愛においての見た目の大事さが際立ってしまった。

ジェシカには幸せになってほしい。

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