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プログレ沼に入り浸る社会人2年目 主に音楽・映画の紹介をしていきます。 いいねやコメント、サポートも是非お願いします~!

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~The Nightfly~ by Donald Fagen

1982年リリースのSteely DanのVocal、Donald Fagen初のソロアルバム。  世界発の完全デジタルレコーディングアルバムとしても有名。精巧に制作されたアルバムとして、PAの音質チェックのためにも使われるほどよくできている。 私が全アルバムのなかで一番好きなアルバム。知っている音楽の中でもおそらく一番多く聞いている。ジャケットから音楽からすべてがかっこよすぎる。。。 ともかく個人的にお酒が合うアルバム第1位として君臨する。 相変わらず参加ミュージシャンは

    • ~Off The Wall~ by Michel Jackson

      卒論を提出し、いよいよ4月からの新卒入社まで内定者の研修とバイトの日々。その合間にも音楽の発掘は欠かさず行っており、ここ数ヶ月で発掘したアルバムは多岐にわたる。しかしこれまで聞き続けたアルバムを再度聞き直すことも重要視している。今回紹介するのはKing of PopことMichael Jacksonの「Off the wall」だ。 Off The Wall 「Off The Wall」は1979年に発売されたアルバムで、後に「Thriller」,「Bad」も手掛ける巨匠Q

      • King CrimsonのLiveに行ってきました

        KING CRIMSON -MUSIC IS OUR FRIEND JAPAN 2021-  12/3大阪公演に行ってきました!! King Crimsonが来日しているということを偶然3日前に知りましたが、すべてのスケジュールを変更してチケットを取りました。メンバーの高齢化やコロナ禍におけるしわ寄せから会場を抑えれくなることが予想されるといった理由でおそらくこのツアーが彼らにとっての最後のツアーとなることも示唆されており即決。(King Crimsonのファーストアルバ

        • Little Ghost by Moonchild  ~究極の上品サウンド~

          最近、Moonchildというバンドに出会い虜になってしまった。朝から晩までずっと聞いている。Steely Danを聞き始めたときと同じような衝撃を感じた。このお洒落で洗練されたバンドはまさに「快楽」を提供してくれる、いわゆるチルアウトというやつだ。 MoonchildとはMoonchildはLAを拠点とした3人組バンドであり、全員がソーントン音楽学校JAZZ研究プログラム卒のグループである。Stevie Wonderも絶賛するバンドであり、その音楽性はネオソウル、新世代ジ

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        ~The Nightfly~ by Donald Fagen

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          「Let It Be... Naked」 by The Beatles

          ・「Let It Be... Naked」知る人ぞ知るアルバム 「Let It Be...Naked」と聞いてピンと来る人はおそらく少数であろう。 そもそも「Let It Be」はThe Beatlesがツアーの度重なるスケジュールからトラブルに見舞われ、コンサート活動の終了を考え始めた時期にグループの「原点に返る=Get Back」をコンセプトに制作された最終アルバムである。 女優殺害容疑で服役していたが2021年に獄中で亡くなった Phil Spectorが編曲し、

          「Let It Be... Naked」 by The Beatles

          スタンリー・キューブリックと音楽 ~2001年宇宙の旅とPink Floyd~

          はじめにこの記事ではキューブリック作品の音楽的効果、そしてPink Floyd作品との関係の考察を行う。だがそれらの考察はキューブリック作品の撮影手法などを知った上で行わなければ考察の真意が伝わりきらないと考えている。 それ故、映画撮影におけるテクニカルな部分も素人ながら執筆している。 またこの記事内で2001年宇宙の旅の解釈に関する考察は行わない。 最近、2001年宇宙の旅をなぜか急に見直したくなり、見た。 これまでに5回くらいは見ていたが唐突に見たくなってしまったのだ。

          スタンリー・キューブリックと音楽 ~2001年宇宙の旅とPink Floyd~

          もし24時間音楽を聞くなら

          (1).普段、みんなはどれくらいの時間音楽を聞いているのだろう?音楽をBGMとして聞く人、しっかり聞き込む人、そして聞かない人それぞれいると思う。 自分は1日最低でも2時間、長くて10時間以上なんてときもザラにある。 1人でいるときは基本音楽を聞いている事が多い。もちろんBGMとしてかけることもあるが、そのアルバムの流れ・構成・歌詞などを分析をしたりすることもある。しかし根本としてはその時間・気分・雰囲気にベストマッチする音楽を歌詞や構成なども気にしながらベストなものをかけ

          もし24時間音楽を聞くなら

          日本語ロック論争について②  ~~歌謡化するロカビリーと衰退~~

          バイトしまくりで更新頻度おちすぎ!! 前回は日本におけるロカビリー受容と流行を取り上げたので今日はその次のお話から!  小坂一也の「ハート・ブレイク・ホテル」(1956年)のヒットや日劇ウエスタンカーニバルという日本における音楽フェスティバルでのロカビリーの演奏などを経て日本で大流行したものの、次第に大衆化し歌謡化していきます。  ロカビリーが輸入された当初はアメリカで流行ったものを ほとんどそのままカヴァー またアレンジも日本語を多少混ぜる程度という形で日本では流行って

          日本語ロック論争について②  ~~歌謡化するロカビリーと衰退~~

          日本語ロック論争について①

          日本語ロック論争についての考察を行うための下準備のようなものです 次の記事あたりからできていければと。 現在、邦ロックと呼ばれるジャンルは当たり前のように確立され楽しまれています。 ではロックが日本に入ってきたのはいつなのか?これを今回は考えていきます。 これらを洗い出す前に、「そもそもロックとはなにか」という部分を明確にしておく必要があります。 ロックとはなにかこれを説明するために ①ロックンロール ②ロカビリー ③ロックンロールの略としてのロック ④新たな意味でのロ

          日本語ロック論争について①

          The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars by David Bowie

          1972年リリースのDavid Bowieの「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mar」(邦題:ジギー・スターダスト) 正直BowieのアルバムはHeros、Hunky DoryかZiggy Stardustの3つで死ぬほど迷った。ただやっぱりこのアルバムがインストもなく、聞きやすいかなという思いから、本アルバムに決定。 David Bowieの代表作の1つで、日本でも有名なStarmanなども

          The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars by David Bowie

          The Royal Scam(幻想の摩天楼) by Steely Dan

          今回紹介するのはSteely Danの幻想の摩天楼。2回目のSteely Danアルバムの紹介(Donald FagenのThe Nightflyを含めれば3つ目) このアルバムは以前紹介したAja発表の1年前の1976年リリース。 優美で成熟した音楽が揃った「Aja」とは裏腹に、「麻薬取引・セックス・移民問題・不倫・殺人」などをテーマにした皮肉のきいたシニカル作品。 1曲目の「Kid Charlemagne」(滅びゆく英雄 キッド・シャールメイン)に関してが、麻薬取引に

          The Royal Scam(幻想の摩天楼) by Steely Dan

          ~Outlandos d'Amour~  by The Police

          The Policeといえば「シンクロニシテイ」や「Evetry Breath You Take(見つめていたい)」を知っている人も多いのではないかと思う。 しかし今回紹介するものはThe Policeのデビュー作の「アウトランドス・ダムール」。1978年リリース、レゲエとロックを見事に融合させた音楽を打ち出した彼らのデビューアルバムとしては、のちのベスト盤にも入る曲が多数あるヒットアルバムである。 私が初めてまともに聞いた洋楽がStingであり、彼がリーダーを務めたThe

          ~Outlandos d'Amour~  by The Police

          ~原子心母~ Atom Heart Mother by Pink Floyd

          ここ数日間、軽い交通事故や就職活動などが重なりあまりブログをかけていなかったがやっと書けた。 今日紹介するのはPink Floydの原子心母、牛のジャケットが大変印象的。 1970年に発表されたアルバムでシド・バレットの脱退後に商業的に大成功した作品。A面が表題曲の原子心母でB面が各メンバーの書下ろし曲とメンバーの共作が入っている。 ちなみにこのジャケットは映画「時計仕掛けのオレンジ」でも見られる。(キューブリックはピンクフロイドに音楽を依頼していたが、曲を分割して使う可能

          ~原子心母~ Atom Heart Mother by Pink Floyd

          ~In The Court of The Crimson King~ by King Crimson

          「クリムゾン・キングの宮殿」ジャケットからあからさまにクセのあるアルバム。そうまさしくプログレッシブロックだ。 しかしながら、個人的にこのアルバムはプログレッシブロックのなかで、入り口としてはかなり聞きやすいのではないかと思っている。 King Crimsonのデビューアルバムであり、1曲目の21st Century Schizoid Manの特徴的なギターリフはたまにTVの挿入歌としても使われるほどに有名であり、サウンドと声を大きく歪ませており大変耳に残る音楽だ。(それ以

          ~In The Court of The Crimson King~ by King Crimson

          ~Nusery Cryme~ (怪奇骨董音楽箱)by Genesis

           今回はGenesisのNusery Crymeについて。邦題で怪奇骨董音楽箱というプログレ臭がなんともプンプンとする題名、これは1曲目のThe Musical Boxからとられている。  Genesisといえばフィル・コリンズのイメージが強い人が多いのかもしれないが、私自身はビーター・ガブリエルの時代のGenesisが大好きである。彼の強烈な個性とそれをサポートする体制でピーター・ガブリエルの才能と完璧主義的な要素が垣間見える。(これがのちにバンド内の不和に繋がるが)

          ~Nusery Cryme~ (怪奇骨董音楽箱)by Genesis

          The Dark Side of the Moon (狂気)  by Pink Floyd

          この画像、みたことありませんか?  Pink Floydのアルバム「狂気」のマークです。  Pink Floydはプログレッシブ・ロックの先駆者としても名ばかりのあるバンドで、もともとはシド・バレットという天才がリーダーだった。しかし麻薬の影響によって脱退せざるを得なくなり、実質ロジャー・ウォーターズがリーダー色を残しつつ活動。(新生Pink Floydの話もあるけど、これは割愛。) シドの脱退によって彼らの歌詞のテーマはシドに対する思いや現代社会の疎外感、政治などをテ

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