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立場で自分を見失うな!

今日は自宅で映画鑑賞でした。

アマゾンプライムビデオで見ようと思ったものがことごとく有料で。。

そこでたどり着いたのが

「School of Rock」

です!

以後、ネタバレになるので映画を見たい方はお気を付けください。


さえないバンドマンが友人になりすまし、偽教師として小学校に赴任します。

この小学校は規律や成績を重視する校風です。

教師も、生徒も、保護者もこの価値観に縛られて生きています。

そこへやってきたロック命の偽教師が、親や教師に従順な生徒たちにロック魂を吹き込んでいきます。

クラスの生徒全員をバンドに巻き込み、コンテストを目指していくのです。

もともと真面目な生徒たちです。自分ができることよりも、できていないことや欠点に目を向けがちです。

そんな生徒たちに、ロック命の偽教師は

「おまえならできる!」

というメッセージを送り続けます。生徒たちは次第に感化され、

「もっと自分を出していいんだ!」

ということに気付いていきます。

いよいよコンテストが明日に迫ったそのとき、

偽教師であることがバレて、学校を追い出されてしまいます(当然ですが)。

コンテストへの出場は万事休す、のはずでしたが、生徒たちはすでに従順ではなく、ロックしています。

自分の魂に従う生き方をしているのです!

クラス全員、学校を抜け出し、偽教師を連れ立ってステージに向かいます。


その頃、学校では女性校長が保護者からどんな教育をしているのかと吊るし上げにあっていました。女性校長は本来はロックが大好きなひょうきんものだったのですが、校長という立場で、保護者からの保守的なニーズに応えていかなければならず、本来の自分を見失っていました。

保護者の吊るし上げにあっているさなか、子供たちが教室にいない!という事実が判明。校長および保護者全員、ライブハウスへ急行します。

会場へ着くなり、保護者は子供が人さらいにあったと主張し会場に入ろうとしますが、係員は受け付けません。入りたければチケットを買ってくれと(笑)

全員チケットを購入し会場へ入ると、偽教師と生徒たちのバンド

「School of Rock」

の演奏が始まります。

自分の知っている理想の子供とは、まったく違う姿になっており、保護者たちは当然戸惑います。

ノリのよいリズムの演奏が始まり、校長のロック魂に火が付き、ノリノリになってしまいます。

保護者たちも子供たちが魂をさらけ出している姿を目の当たりにし、感動していきます。

その後、コンテストの優勝者が発表されます。優勝は別のバンドがさらっていきました。

しかし、この会場を一番沸かせたのは

「School of Rock」

なんです。会場全体がアンコールを求めたのです。

優勝は成績なんですが、ロックの価値はそこにはないのです!

自分の殻を破ったことに価値がある!

とわたしは感じました。

クラシックはいいけど、ロックは駄目だ、と言っていた親はどう感じたでしょうか? 親としての価値観を子供に押し付けていたことに気付いたと思うのです。


私自身いろいろな立場があります。

夫であり、四人の子供であり、会社の代表であり。

どんな人も「立場」というものがあります。

状況ごとの立場に応じて、言動や行為を規定していることが多いと思います。それは間違いではありません。立場を無視すると社会が成り立たないからです。立場は責任とも言い換えることができます。

しかしです。立場に囚われすぎて

「本当の自分」

を見失っていることはないでしょうか?

この映画に出てくる人物はみな立場に囚われています。

自分の魂は何を求めているか?自分の心の声に耳を傾けてあげましょう。

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