「実家はCスタ徒歩15分。私は初めて新潟サポーターとして岡山を訪れる」

私が生まれ育った街、岡山。

シティライトスタジアムは、岡山市内の実家から歩いて行ける場所にある。そのスタジアムに、初めてアルビレックス新潟のサポーターとして訪れる―


2003年、関西に住んでいた新潟サポーターに影響され、岡山から何度も新潟に通った。今は大阪在住だが、それまでずっと岡山在住の新潟サポーターという数少ない存在として、西日本のアウェイや年数回のホームゲームに行っていた。

一方、地元チームであるファジアーノ岡山の試合を最初に見たのは、中国リーグ昇格を目指していた2004年。中国リーグ入替戦で鳥取へ応援に行くツアーに応募した。

10名ぐらいでバス移動という私の勝手な予想の斜め上をいく、「参加者1名(私)を県サッカー協会の方が普通車を運転して連れていく(!)」まさかの展開。


このような衝撃的な出会いから始まったファジアーノとの関係だが、当時まだ全く想像できなかった岡山での新潟戦は、2009年にファジアーノがJ2デビューを果たし、数年が経過して少しずつ現実味を帯びはじめる。

最も近づいたのは2016年。苦しみながらJ1残留を決めた新潟に対し、岡山は昇格プレーオフであと1勝でJ1という場所までたどり着いた。あと一歩及ばなかったが、新潟と岡山がJ1で対戦する目前まで来ていることを、プレーオフ決勝を見たスタジアムで雨の中実感していた。

そして2018年。叶えたかったJ1での対戦は実現せず、J2の舞台で初めて両チームが戦うことになった。


私にとって、今年のリーグ戦で21試合あるアウェイの中で一番気持ちが高ぶっているのが岡山戦だ。今年どころか、自分がこれまで見てきたJリーグの試合の中でも一番かもしれない。

新潟サポーターで、この対戦を機に初めて岡山を訪れるという人も多いと思う。少しでも多くの人に岡山へ来てほしいという思いから、会う人には岡山へ来て!と声をかけ、SNSで岡山のことを伝え続けた。

岡山で生まれた自分は、このスタジアムがある地区で育った。岡山へ来る人に、この街を、自分が育った場所を見てほしい気持ちでいっぱいだ。


今年は豪雨災害もあり本当に辛い年で、この試合も雨かもしれない。
それでも、思い入れがある新潟と岡山の試合を、初めてこのスタジアムで見られることが、本当に嬉しくてたまらない。

お互いのサポーターにとって、この試合がともに思い出に残ることを期待しています。ではシティライトスタジアムでお会いましょう!

written by L

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