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アート

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2019年5月の記事一覧

アクイレイアのモザイク画

アクイレイアのモザイク画

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.84>

グラード(Grado)から、バスで10分程。
アクイレイア(Aquileia)に到着です。

ここ、バス停? と、言うような場所なので、乗車した時、バスの運転手さんに「アクイレイアに着いたら教えて下さい」と、お願いをしておくと、安心です。
(私は、数時間前、ここで、一度、降り損ねました)

この町で、どうしても見ておき

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ウディーネのリベルタ広場

ウディーネのリベルタ広場

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.82>

この日は、朝から列車に乗り、フリウリ・ヴェネツォア・ジュリア州(Friuli-Venezia-zgiulia)の、もうひとつの中心地・ウディーネ(Udine)へ。

以前、ウディーネ出身のイタリア語講師が、とても美しい広場があるのだよっと言っていたのを覚えていて、是非、訪れてみたかったのです。

ウディーネ駅から歩いて

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イリー・コレクション

イリー・コレクション

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.81>

トリエステ(trieste)が、イリー( illy Caffe` )の本拠地と聞いて、
「illy」という文字を探しながらの街散策。

ありました!ありました!
イリー直営のバールはもちろん、イリー商品、カップを売っているお店。
教室用に、早速、いくつか素敵なカップを購入です。

毎年、著名なデザイナーさんとコラボレー

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ウンベルト・サバ書店

ウンベルト・サバ書店

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.71>

トリエステの坂道を下り、街の中心まで戻ってきました。

まず、訪れたのが、ある書店。
須賀敦子さんの本にも書かれていて、その文面を辿りながら歩いていると、
ありました!ありました!

「ウンベルト・サバ書店(Libresia Umberto Saba)」です。

大通りに、どん!とあり、外見は、そこまで古いイメージはな

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素晴らしき輝きの、サン・ジュスト聖堂@トリエステ

素晴らしき輝きの、サン・ジュスト聖堂@トリエステ

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.68>

トリエステ(Trieste)の街を見渡せる、カステッロ(城)の横に、
街のシンボルでもあり、文化財でもある、サン・ジュスト聖堂(Basilica di San Giusto)があります。

ローマ時代から修復・増築を重ね、現在の姿は14世紀になって出来たもの。
どっしりと、存在感のある聖堂です。

この聖堂の内部が、本

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「ウンベルト・サバ詩集」須賀敦子 訳

「ウンベルト・サバ詩集」須賀敦子 訳

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.72>

トリエステの詩人・ウンベルト・サバ(Umberto Saba)。

日本に帰国後、早速、読んでみようと、彼の詩集を入手しました。

1911年に出版され、サバの名を、一躍有名にした作品です。
初めて読んだ時は、う~ん、難しい…と言うのが正直な印象で。
でも、2度目は、リズミカルな言葉の躍動感と言うのでしょうか、「旋律」

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「トリエステの坂道」須賀敦子 著

「トリエステの坂道」須賀敦子 著

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.69>

トリエステ(Trieste)を旅するにあたり、出発前に読んだ本が、こちら。

須賀さんの亡き夫が、こよなく愛したイタリアの詩人・ウンベルト・サバ(Umberto Saba)の故郷・トリエステ。
この街を訪れ、書かれた素敵なエッセイ集です。

坂道の多いトリエステの街を歩かれた様子が描かれていて、
この本を読みながら、私

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