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CRP TOKYO 撮影会+写真集 赤坂界隈 7月17日㈯開催!誰でも参加歓迎します。10時半赤坂見付交番前集合。

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17日、梅雨が開け、天気は良さそう。でも蒸し暑いのだろうな。オリンピックの直前の東京、赤坂を撮ろう。オリンピックムードは0かもしれなが、どんな光景と出会えるだろうか?
am10時半赤坂見付交番前集合後、12時 Bar山﨑文庫再集合 12時-1時の間店で昼食1時から4時半ぐらいまで、それぞれ撮影する。撮影後希望者は、自由参加。

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赤坂見付け交番

集合場所の赤坂見付交番には思い出がある。
2003年、赤坂見付交差点のすぐそばに、写真文化館というギャラリーがありそこで写真展「サイゴンの昼下がり」を5月から6月にかけて約1月弱、開催していた。ある日、天気が素晴らしかったので、そのころ住んでいた三宿下馬から自転車で赤坂まで行った。渋谷駅周辺がフラットではないが、自転車でのんびり走り、小一時間の距離だ。
昼過ぎに着き、当時は自転車をどこ止めても撤去されることはなかったので、この交番前の広場、こんなに整備されていなかったが、電信柱にチェーンを巻いてギャラリーに上がった。夕方まだ暗くはなかった。僕が自転車のチェーンをほどいていると、交番から3,4人の警官が全力で走ってきた。そして僕をぐるりと取り囲む。何が起きたか僕は茫然とした。
何か犯罪に巻き込まれたのか。

その自転車は、1995年の、阪神大震災の取材の折、小説家矢作俊彦と、東急ハンズで購入したマウンテンバイクだ。
アシスタントの分と3台。それをJEEPチェロキーのルーフに3台乗せ、写真化協会のpressステッカーを張り、車でいけるところまで行ったら、自転車に乗り換え神戸に入るつもりだった。結果、あまりのこちらの装備のものものしさに、検問は全部通り、朝6時、高速道路倒壊現場についた。その話は長くなるので割愛。どこかに書いたと思う。
そういういわくありげの自転車だ。

COME TOGETHER for  KOBE

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 警察官は聞く。
この自転車は、君のかね?「はい僕のです。」
「この自転車は盗難届がでている」
「え?」「でも僕の自転車です」
僕は自動車免許証を見せた。
…盗難届け。そういえば半年ぐらい前に僕は盗難届をだした。
もしかして、届は僕が出したのではないですか?

というのは、半年ほど前、住んでいる下馬から三茶まで自転車でゆき、高架したの一日単位の駐輪場に止めた。混んでいた。駅から行くと一番奥の横断歩道の近くだった。ところがチケット制で1泊分の200円という小銭がなかった。急いでいること、明後日戻ってくることを説明すると、しょうがないな、じゃ受け取るときに払えばよいと、その管理人は鷹揚なことをいう。そして僕は仕事に向かった。
翌々日、自転車置き場に戻ると、やはり満車、僕は一番奥の止めた場所に行く。ところが自転車ない。すぐに違う管理人に言うと、「うーん、こまったね、でもあの端は、歩道に近いからよく盗まれるんだよ」
という。え、自転車はチェーンロックされているだけだ。確かに持ってゆこうとすればありえる。僕はがっくりして、歩いて5,6分の世田谷警察に行き盗難届をだした。
その一週間後ぐらいの日曜日、自転車置き場は,閑散としていた。僕はなんとなく駐輪場を歩いた。横断歩道側から、逆向きに歩いた。すると一番奥入り口付近に見慣れた自転車が止まっている。紙が貼られ、未払いと書いてある。その時の管理人にいうと、いや困っているだよね、と愚痴をいう。当時はまだ撤去が盛んじゃなかったかなかな、遠い昔で覚えていないけど、見つかったことは喜ばしいことで、すぐに日数分の料金んを払い、警察に、盗難届取り下げの書類を書いた。

その届けが通っていなかったのだ。警察官は残念な顔をした。犯罪者現行犯逮捕のつもりだったのだろう。
その自転車2021年の今でも乗っている。数度の大修理を重ね、サドルは3度変えている。ブレーキも、ギアも。もちろんタイヤも。タイヤはもうまるぼうずだ。そろそろ替えねば。
その後、放置自転車は厳しくなり、20回ぐらい撤去され、たびたび家の駐輪場からぬすまた。駐輪場というか、駐車場、僕の車の後に、実は鍵もかけずに止めていたので、誰かが乗り回すのかもしれない。
近くのスーパーに止まっていたり、まあ、なんども盗まれるが、出てくる。なにしろ購入してから25年。
でもついに年貢の納め時がきた。4,5年前だ。
盗難届をだして半年たってもでてこない。
それが、半年後のある日、三宿交番から直接電話があり、お宅の自転車を預かっているという。他人の家の前にずっと放置されているので、通報があったらしい。交番であずかっているという。盗難届もでている。もちろん。でも、出した日付があわない。
なぜ。でももう、それを追求する元気もなく、
自転車を受け取りに行った。
たしかの僕の自転車だった。
以後、自転車のカギは必ずかけることにしている。
それから、撤去はときおりあるが、盗まれることはなくなった。





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