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インスピレーション:笑いと学びの現場

日々、漠然と日本でフリースクールを元にしたコミュニティを作りたい、と思っていても、なかなか具体的に形にするアイデアは浮かばず、考え過ぎて焦っているようにも感じたので、まだ行動に移すタイミングではないのかな、いずれ自然にその流れがやって来るのかもしれない、と、のほほんと過ごしています。

先日、休暇で日本に帰省し、現地のニュースや雰囲気に直に触れ、貧困家庭やハンディキャップのある子どもたちのための場所づくりに対する補助や支援が増えていることを知り、一から何かを立ち上げようとしなくても、すでに存在する、またはこれからできる制度を利用して何かを始めてみるという方法もあるだろうと感じることができました。

そんな折、NHKの記事に大変気になるものが…

笑い飯のお二人は私の一番好きな芸人さんと言っても過言ではないくらいで、2000年代のブームの時期の活躍は特に私の記憶に残っています。その笑い飯の哲夫さんが、低額で通える塾の経営を公にせず10年もこつこつと続けていらっしゃったとは…とても感銘を受けました。

形はほとんどボランティアに近いもので、経営は塾自体の収入だけでは成り立たないでしょうが、芸人さんたちが自身の経験の一つとして教員となったり、子どもたちが楽しんで通える空間づくりに力を入れていたりと、コミュニティの雰囲気は私の目指すものにとても近いように思います。

何より、ゴールや形にとらわれ過ぎて最初の一歩がなかなか出ない私には、その場のニーズに気づいて自腹を切りつつ実際に場所をつくってみた哲夫さんの行動力が眩しく、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。もっと素直に、ただ人の支えになりたいという想いを大切に持ち続けていれば、自分の持つ力を活かして場所を形づくるきっかけに出会えるのではないか…そんな希望も少し感じつつ…

とは言え、そんな棚から牡丹餅のような展開だけを待ち続けていても仕方がないので、現存する団体や制度の調査くらいは少しずつ進めて行きたいものです。

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