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8月12日 技術への盲信は自戒したい

8月12日ですね。

今日は御巣鷹山に日航機が墜落してから37年。

私が小学生の時に起こった事故ですが、いまだに記憶に残っています。

今年は行けたら御巣鷹山に登ってみようかと考えています。

理由は、技術への過信を戒めるためです。私や弊社は先人が築いてくれた技術の上に乗っかっています。多くの方の手を経て磨き上げられてきました。
が、それも完全ではありません。

ハードウェア、通信プロトコル、プログラム基盤、サーバー基盤。たくさんの技術の集積が今のクラウドを支えています。
弊社や私が携わっている部分などほんの末端にすぎません。私はクラウドエンジニアとかkintone エバンジェリストなどと名乗っていますが、しょせんは既存の技術の上に乗っかっているだけです。

ましてや、私のやり方は我流です。上に挙げたような技術をきちんと学校で学んだ経験はありません。一通りかじってはいますが、すべてが独学であり、おそらく偏っているだろうと思います。

クラウドとは基盤の構築や運用をプラットフォーマーに委ねることが前提です。それを受け入れた上で仕事をこなさねばなりません。

万が一、基盤となるどれかの技術に致命的な障害が起こったとき、私になすすべはありません。技術がいかに万能であっても、詳細を知らない技術はブラックボックスなのです。

日航機事故も同じ。機体の修理をボーイング社に委ねた時点で、日本航空にとってその部分はブラックボックスになっていました。

それが520人の尊い命を奪い、遺族に37年間の悲しみを与えました。
弊社も私もそうした事態を引き起こさないようにしなければ。

私も今までに失敗を何度もしてきました。それらの失敗は、私の中で常日頃から戒めとして刻まれています。
幸いにして私も弊社も人の命を失わせる事態には至っていません。
だからこそ、技術への盲信が失敗を招かぬよう、私は御巣鷹山を訪れたいと思います。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。