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12月27日 AIによるコーディングの今後

12月27日ですね。


https://gigazine.net/news/20221226-ai-assistants-bug-code/

このような記事が出ていました。



なるほど。

AIを使ってのコーディングに頼るとコーディング能力が落ちてしまう。そう言いたいのでしょうか。

または、そもそもAIに頼ってしまうと言う事はすなわちコーディング能力が足りない。それなのになまじコーディングできてしまうから、セキュリティへの考慮を学ばぬまま技術者として育ってしまうことの弊害に警鐘を鳴らしているのでしょうか。


これ、AIに限った問題ではないように思います。No-code/Low-codeツールにも同じことが言えそうです。

そもそも、No-code/Low-codeツールはセキュリティーが考慮された環境内で動作することが原則なので、セキュリティー脆弱性の責任をNo-code/Low-codeやSaaS/PaaS側に委ねられてしまいます。


kintoneも含め、No-code/Low-code界隈でのみ活動しているプログラマーやSEは、セキュリティーに関する勘やセンスはどんどんと落ちている事を認めなければならないでしょうね。私も含めて。

今の技術者不足とリソース逼迫の中、システム全体のアーキテクチャーを構築する際、セキュリティの考慮をどこまで検討すべきか。

その際、AIによるコーディング補完をどこまで認めるべきか。


現時点ではAIなるコーディングに頼るのは時期尚早だと思います。

が、10年後はAIは長足の進歩を遂げているはず。もはや、プログラマーと言う職種自体がなくなっていることでしょう。仮に残っていたとしても、AIによる補佐を抜きにしてのコーディングは不可能になっていると思います。


ただし、10年後でもある程度まではAIによるコーディングもセキュリティが考慮されたものになっているでしょうが、人の行動に関わるソーシャルエンジニアリングへの考慮はまだまだでしょう。


また、AIによる補佐を受けようと受けまいと、全体像を設計するためには知識としてのプログラミング、特にアルゴリズムの理解は必要だと思っています。

脳内でコードの流れを完全に再現できる技術者ならまだしも、普通は画面を見てデバッグしながらの作業となるでしょう。アルゴリズムの理解無くして、設計は難しいと考えます。


今、知識のなさを棚上げしてAIに頼ってしまうと、技術者としてのキャリアの後半で苦労するような気がしてなりません。

AIの進歩とコーディング作業にAIを援用する可能性は常に注視し模索しながら、若い技術者には泥臭い作業をさせる他はないと思います。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。