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「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」 太田記念美術館(原宿)

今日は、原宿の太田記念美術館に行ってきました。

企画展は「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」。会期は2019年1月5日(土)~1月27日(日)です。

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kawaii-okashina

ここは、TOKYO MXの番組「フランス人がときめいた日本の美術館」を観てから、ずっと行きたかった浮世絵専門の美術館です。

https://s.mxtv.jp/variety/japanese_museums/

クッ、定期圏内にこんなおもしろそうな美術館があったのに、なんで今まで行かなかったのか…!と涙を流したものです。

かわいい。おもしろい。
そんな、日常的な感情で浮世絵を見てみませんか。
心理的なハードルを下げたアプローチを試みた企画展です。


かわいいはもちろんだが、

とにかくおもしろい。


子犬がね、とても可愛いのよ。むちっとしてて。

それはそうと、

いやいや。
ほおづきの擬人化って。
とうもろこしの擬人化って。
石と虎を掛け合わせた生き物って。
ビロード(漢字で天鵞絨と書く)の質感をした髪を噛み切る妖怪って。

なにその発想。
めっちゃクリエイティブ。

あ、浮世絵って、今では教科書に載ってるから格式張ってるように感じちゃうけど、こんなに遊び心あるものだったんだ。

この発見が企画展の狙いだろうけど、
まんまと、と言いますか。その通りになりました。

✴︎

浮世絵は版画なので、大量生産ができます。
安価なので一般市民も楽しめるものだったんですね。
昔の人は、部屋に飾ったりしていたようです。

今で言う、ポスターや写真、ポストカードなどに当たるんでしょうか。

一般的に広く楽しまれていたモノが、
150年後の今では教養の対象として敷居高く思われている。

これ、きっと当時の人だったら
「もったいない!こんなおもしろいのに」
って言うと思うんです。

今で言うと、ワンピースが、たった150年たらずで歴史に興味のある人だけが楽しむコンテンツになるイメージでしょうか。
(違うかも)

150年後のメディアなんてさっぱり想像つかないけど、

昔の人に想いを馳せつつ、
親しみを込めて浮世絵をもっと知りたい、見たいと思いました。

いい本あるかな。探そう。

今日は比較的暖かい日だったので、
表参道をお散歩して、おうち帰りました。

途中で可愛い雑貨屋さんも見つけたし、良き一日でした。

はやこ

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