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新ドラマ『王様に捧ぐ薬指』&『往生際の意味を知れ!』&『バツモテ』

安易に使うことは避けたいところですが、現代は“多様性”の時代と言われています。家族の在り方や考え方も一様ではなく。そうした社会を反映してか、偽装結婚&偽装・疑似カップル含めた“疑似家族”を題材にしたドラマも、近年よく放送されます。

偽装結婚ものですと、『婚姻届に判を捺しただけですが』『逃げるは恥だが役に立つ』『偽装の夫婦』。疑似家族ものならば、『Mother』『問題のあるレストラン』『カルテット』『anone』など、脚本家・坂元裕二さんの作品群が目立ちます。

そんな偽装結婚ものドラマ『王様に捧ぐ薬指』が、4月期のTBS火曜10時枠に登場。主演は橋本環奈さん、相手役に山田涼介さん。わたなべ志穂さんの漫画原作で、脚本は『うきわ -友達以上、不倫未満-』の倉光泰子さんと、『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』の関久代さん。

絶世の美女の“ド貧乏シンデレラ”・ 羽田綾華(橋本さん)が、“絶対的王様”の御曹司・新田東郷(山田さん)から突然のプロポーズ!?愛は一切ナシの“メリット婚”から始まる超打算的シンデレラストーリー!

兄弟姉妹でもないのに、顔が似ている芸能人というのが、たまにネット記事で見かけます。宮崎あおいさんと二階堂ふみさん、江口のりこさんと安藤サクラさん、蒼井優さんと黒木華さんとか。そんな一組に、小松菜奈さんと見上愛さんがいます。

菅田将暉さんと結婚した小松さんほどの知名度はないかも知れませんが、見上さんも『miu404』や『きれいのくに』などプライムタイム帯のドラマにも結構出ていますし、昨年の深夜ドラマ『liar』では初主演。CMもメジャーどころに起用されていて、JRAのCMでは長澤まさみさんとも共演。

そんな見上さんが『きれいのくに』でも共演した青木柚さんとW主演する『往生際の意味を知れ!』が3月7日スタート。米代恭さん漫画原作で、脚本は『シジュウカラ』『ロマンス暴風域』の開真理さん。

謎多き美女・日下部日和(見上さん)と、7年前に別れた元カノ・日和のことが忘れられないサラリーマン・市松海路(青木さん)。“元カノと結婚したい”と公言する海路が、日和と7年ぶりの再会し、日和から「市松くんの精子が欲しい」とお願いされる、狂気の“やり直し”ラブストーリー。

「バツイチ」とは離婚歴が一度ある男女のことですが、記憶に残るのは大竹しのぶさんと離婚した明石家さんまさんが、離婚会見に臨む際、額に「×」を書いて現れたという出来事(1992年)。

「バツイチ」という言葉自体はそれ以前から使用されており、「テレビドラマデータベース」で検索すると、1988年の『女が家を買うとき』という作品で、「バツイチ」という言葉が初出しています。

そんな「バツイチ」ドラマの新作『バツイチがモテるなんて聞いてません(バツモテ)』が、2月23日から放送されます。主演は高梨臨さんで、共演に綱啓永さん。亀奈ゆうさんの漫画原作で、脚本は『わたしの夫は--あの娘の恋人--』が放送中の我人祥太さん。

夫の不倫が原因で35歳で離婚、バツイチとなった小野和葉(高梨さん)。職場の女性ファッション誌編集部のイケメン新入社員・満井絢斗(綱さん)に、なぜか懐かれてしまう、大人モテ期到来の年の差ラブストーリー。

余談①NHKプラスでやっとSPドラマ『大河ドラマが生まれた日』を見ました。日本映画全盛期、テレビがまだ「電気紙芝居」とバカにされていた時代。五社協定により、キャスティングが難航する中、すでに映画界のトップスターだった佐田啓二さん(演:中村七之助さん)を突破口に、大河ドラマ第一作『花の生涯』(1963年)が誕生する舞台裏を描いています。

今や斜陽産業となってしまったテレビ局ではありますが、草創期の勢いやエネルギーが伝わってきて、面白く。主演は生田斗真さん。脚本は、生田さんが主演したドラマ『俺の話は長い』で向田邦子賞を受賞した金子茂樹さん。

「映画に負けない新しい連続大型時代劇=大河ドラマを作れ」と命じた芸能局長役が中井貴一さんというのがミソ。佐田啓二さんの息子さんですからね。

余談②:新年度のNHK番組のキャスターが発表されたようです。産休&育休中と伝えられていた、NHKのエース・和久田麻由子アナが復帰し、『NHK ニュース7』を担当するとか。

現在の担当である俺たちのリンダこと、林田理沙アナは『ニュースウオッチ9』へ格上げ。『ブラタモリ』アナの活躍は続きます。みんな大好き高瀬耕造アナが、退職する武田真一アナの後任で大阪放送局へ異動なのは悲しい。


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