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ドラマ化されたらいいな『椿町ロンリープラネット』

公式発表ではありませんが、先日、小説『そして、バトンは渡された』が石原さとみさん&永野芽郁さんで実写映画化との報道がありました。同作も受賞した「本屋大賞」って、1位の作品はほとんど実写映像化されています。

一方、マンガの場合はそう簡単ではなく。例えば「マンガ大賞」でいえば、『ちはやふる』や『3月のライオン』はアニメ化&実写映画化されましたが、『乙嫁語り』『ゴールデンカムイ』『BEASTARS』を実写化するのはなかなか難しいでしょう(お金もかかりそうですし)。

そんな中、「これは絶対実写化されるのでは?」と、数年前に予測していたのが、『思い、思われ、ふり、ふられ』『ヲタクに恋は難しい』『町田くんの世界』『地獄のガールフレンド』。以上は全て実写化されましたが、やまもり三香先生の『椿町ロンリープラネット』はいまだ実現せず。

父親の借金返済のため、住み込み家政婦をすることになった、高校2年生の大野ふみ(16歳)。家主は目つきも態度も悪い時代小説家・木曳野暁(28歳)。二人はお互いに相手を、文豪の老人&ベテラン家政婦と思い込んでいたため、気まずい中での同居生活が始まり…というストーリ。

貧乏女子の住み込み家政婦や、最初はちょっと意地悪に見える家主というのは今までもあるパターンですし、徐々に暁がデレていく展開や、ライバルの登場にすれ違い、家族との問題と解決、そして大団円と、少女マンガの王道を、高いレベルで駆け抜け、今年完結(全14巻)。

絵が綺麗で可愛いのはもちろん、ふみ&暁や周囲のキャラクターも魅力的。椿や日本家屋など、和のテイストにしたのも親しみが増してよかったですね。

TwitterのTLでは、暁の候補に斎藤工・綾野剛・佐藤健・加藤シゲアキ・渡邊圭祐・清原翔(敬称略)らが複数。ふみの候補には上白石萌音・清原果耶・永野芽郁・橋本環奈・飯豊まりえ(敬称略)などの名前も。「ばかめ」の暁は佐藤健さんでいいと思うんですが、ふみ役は悩ましいですね。

なお、作者のやまもり三香先生は、集英社の「マーガレット」との専属契約を終えて、新たにスピカワークスと契約。現在は講談社の「デザート」で、『うるわしの宵の月』を連載中です。



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