ドラマ日記『どうする家康』(23話)& 『ラストマン』(第9話)
今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第23話「瀬名、覚醒」。
瀬名(有村架純さん)が武田の使者・千代(古川琴音さん)と密会していると知った五徳(久保史緒里さん)は信長(岡田准一さん)に密告。すると信長は、水野(寺島進さん)が武田と内通していると言いがかりをつけ、家康に処分を迫る。
前回、信長から顔を鷲摑みにされて、「徳川を見張れ」と命じられた娘の五徳。瀬名のいる築山の門番を買収し、人の出入りを探っていたところ、案の定、瀬名が武田方の千代と密会していることを知り、信長に涙の報告。揺れる思いが伝わってきて、久保さん上手いなと。
信長は思うところがあって、家康の伯父である水野が武田と内通していると言いがかりをつけ、家康に処分させることに。信長から白兎(家康)への警告の意味での見せしめ。五徳は瀬名に最後の忠告するも、瀬名はスルー。
落ち込む家康のために、元側室・お葉(北香那さん)が紹介したのが侍女・於愛の方(広瀬アリスさん)。家康も気に入ったようで、側室にするため、瀬名と対面。二人は『源氏物語』で意気投合。来年の大河『光る君へ』の番宣&瀬名から於愛の方へ、家康をバトンタッチ。築山事件の準備が整いました。
全盲の人たらしFBI捜査官・皆実広見(福山雅治さん)と、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋さん)が、凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく『ラストマン-全盲の捜査官-』の第9話。
皆実と護道は、41年ぶりに護道の実父・鎌田(津田健次郎さん)に会いに行くが、重篤で面会は叶わなかった。真相を知っている鎌田が余命わずかで時間が迫られていた。一方で、政界のドン・弓塚(石橋蓮司さん)は、事件が掘り起こされることを娘婿の京吾(上川隆也さん)から聞いて…。
皆実と護道が、41年前の事件に本格的に着手した今回。41年前というと1982年。正確に言うと、バブル(経済)前夜ですが、そこは目をつぶりましょう。バブル時代には、暴力団が絡む地上げ屋が横行。そうした時代背景が、事件に絡んでいました。
このタイミングで、事件の第一発見者で元捜査1課長の山藤(金田明夫さん)が上京。護道や佐久良(吉田羊さん)らも信頼する先輩でしたが、やんわりと事件に触れないようにすすめる口調に違和感、というかこれって『MIU404』における蒲郡(小日向文世さん)パターンだろうなと。
皆実の父・誠(要潤さん)も地上げ屋で、関係のあった池上隼人(渡辺哲さん)に話を聞くも、直後に池上は殺され。上層部から捜査にストップがかかるも、皆実に協力する者たちは捜査続行。泉(永瀬廉さん)が証拠の防犯カメラ映像を得た直後、何者かに刺され。
犯人を追った護道が見たのは山藤。「俺は悪い人間だ。本当にすまない」と飛び降り。これで死人に口なし、泉も心肺停止状態ですし、最終回どうなるか。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?