見出し画像

ドラマ日記『35歳の少女』(第3話)

25年後に目を覚ました10歳の少女の物語『35歳の少女』。前回「成長する」と宣言したものの上手くいかない望美(柴咲コウさん)に対して、母・多恵(鈴木保奈美さん)は束縛を強めるなど、より「毒親」化した第3話。


「毒親」ドラマが目につき始めたのは2017年頃から。『明日の約束』『お母さん、娘をやめていいですか?』『過保護のカホコ』『トクサツガガガ』『凪のお暇』『私の家政夫ナギサさん』など、程度の違いはあれ多数。

そんな中、『過保護のカホコ』の遊川和彦さんが描く本作では、初回からその傾向があったとはいえ、第3話では多恵が望美の部屋に監視カメラを設置、外から鍵をかけ外出できないようにしてしまうなど、かなり重症化。

娘を献身的に看病する「母」はいつしか、その娘という存在に依存していたのでしょう。目覚めた娘が自分を主張し始め、まずは支配的に「毒母」化した多恵が、今後どう変化していくか。「親子依存」が大きなテーマかな。

一方、親からの関心を得られず、仕事&元カレ依存となった愛美(橋本愛さん)は大暴走。結人(坂口健太郎さん)を愚痴聞き代行で居酒屋に呼び出し、彼氏宅前で大声で未練を叫び、さらにゲロからの中森明菜『難破船』って、酷い(笑)

来週は予告を見る限り、望美(柴咲さん)がセーラー服姿を披露、結人と愛美の急接近でキス?望美がニートさん(竜星涼さん)怒らせる、望美がホテルに連れ込まれる?の4本建てのようです。遊川さんの悪趣味&容赦ない脚本を我慢した甲斐あって、面白くなってきました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?