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俳優ノート『林遣都さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『ドラゴン桜』に出演する林遣都さん。

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猫も杓子もイケメン俳優と言われる時代ですが、映画『バッテリー』(2007年)の主人公役で俳優デビューした林さんは、正真正銘のイケメン(当時は美少年)で、鮮烈な印象を残しました。

中学入学目前、岡山に引っ越してきた、天才ピッチャーの巧(林さん)は、初めて自分の球を受けることができる捕手・豪に出会う。しかし、巧を待ち受けていたのは、監督による徹底した管理野球と、彼の才能に嫉妬する先輩たちによるイジメだった。巧はそれらに屈せず自分を貫こうとするが…。

『小公女セイラ』(2009年)や『美丘-君がいた日々-』(2010年)など、学園もの・恋愛ものドラマにも出る一方、映画では『DIVE!!』(2008年)や『風が強く吹いている』(2009年)など、当初はスポーツ系作品によく起用されていました。

その後、『荒川アンダー ザ ブリッジ』(2011年)や『玉川区役所 OF THE DEAD』(2014年)などのコメディから、『パレード』(2010年)や『闇金ウシジマくん』(2012年)、『悪の教典』 (2012年)など、シリアスで多彩なキャラクターを演じるようになります。

そんな林さんの作品で次に挙げたいのは、『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(2016年)。朝ドラ『あさが来た』(2015年)で大ブレイクした波瑠さんの民放連ドラ初主演作品で、林さんはある秘密を持つ心療内科医役。愁いとか狂気を秘めた役も似合います。

警視庁捜査一課の新人刑事・藤堂比奈子(波瑠さん)。異常なまでに犯罪者に興味を持つ比奈子は、次々に起こる猟奇殺人事件の犯罪者を追い詰めていくが、自らの心の闇が彼女に迫る。

『おっさんずラブ』(2018年)が社会現象化したため、ブレイク作と書かれることもありますが、代表作には違いなく。ここでは、もう一つの代表作で、林さんが芸人役を熱演した『火花』(2016年)を挙げておきましょう。Netflixで配信されたものの、高く評価され、NHKでも放送されました。

売れない芸人の徳永(林さん)は、先輩芸人・神谷(波岡一喜さん)に惹かれて弟子入りを懇願する。神谷は自らの笑いの哲学をさらけ出し、徳永はその全てを吸収しようとするが、次第に2人の歯車は少しずつ噛み合わなくなっていく。ある日、神谷は借金を抱えたまま、忽然と姿を消してしまい…。


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