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ドラマ日記『イチケイのカラス』(8話)&『珈琲いかがでしょう』(最終回)


東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を舞台に、自由奔放な裁判官・入間(竹野内豊さん)とイチケイメンバーの活躍を描く『イチケイのカラス』第8話。竹野内さんの甥役で武井壮さん登場のサプライズ。

万引きの再犯で、在宅審理中の被告だった恵子(真凛さん)が、恩師の史絵(朝加真由美さん)に怪我を負わせる傷害事件を起こす。しかし、恵子は史絵が万引きをしているところを目撃し、それを止めようとした際に襲われて抵抗したからだと主張し…。

日高(草刈民代さん)の告発と辞任で、クライマックス感があった前回から一転、通常のエピソードが描かれた今回。「窃盗症」がキーワードで、恵子も史江も一種の病気であり、必要なのは「治療」ということで、執行猶予付きの温情判決となりました。

意外だったのは、入間の甥っ子として武井壮さん(48歳)が登場したこと。竹野内さんが50歳ですから、2歳違いの甥ということになりますが、家庭の事情によってはあり得ますから、意外と思ってしまったことも「先入観」なのでしょう。

続いては、移動珈琲店「たこ珈琲」の店主・青山一(中村倫也さん)が、さりげない言葉で、日々がしんどい人々を癒す、優しくもほろ苦い、人情珈琲群像劇『珈琲いかがでしょう』最終回。

暴力ですべてを制するようになったぼっちゃん(宮世琉弥さん)に、青山はある言葉を投げかける。さらに、これまで沈黙を貫いていた夕張(鶴見辰吾さん)から青山が去った真相が明かされて――。果たして青山の運命は?そしてたこ(光石研さん)の願いを叶えることはできるのか?

絶体絶命に見えた先週から一転、前半は闇落ちしたぼっちゃんに青山が鉄拳制裁で、目を覚まさせた後、誰が一番青山を好きかという、告白タイム。微妙にBLの香り。

後半は、たこの遺骨を届けに元妻(市毛良枝さん)に会いに行った青山たち。過去映像も交えながらの感動パート。涙ぐむ中村さんの表情と、光石さんの「どうせなら、小粋にポップに」という言葉が、沁みるラストでした。


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