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権力は乱用されがちな件

例の映画監督の女優たちに対する性加害問題。その後も、俳優や有名監督らへの告発が続いています。3月18日に是枝裕和監督らが発表した声明は、映画業界のみならず、多方面にも通ずる話だなと。

映画監督は個々の能力や性格に関わらず、他者を演出するという性質上、そこには潜在的な「暴力性」を孕み、強い「権力」を背景にした「加害」を容易に可能にする立場にあることを強く「自覚」しなくてはなりません。

だからこそ、映画監督はその「暴力性」を常に意識し、俳優やスタッフに対し「最大限の配慮」をし、「抑制」しなくてはならず、その地位を「濫用」し、他者を「不当にコントロール」すべきではありません。ましてや性加害は断じてあってはならないことです。

ラジオ『赤江珠緒たまむすび』で、児童4人に対する「いじめ行為」で懲戒免職になった横浜の教師の話題が取り上げられていました。小田嶋隆さんの見立てでは、体罰禁止の学校現場において、クラスをコントロールするための手段が、悪しき方に向いたのだろう、今もクラスの権力者である教師の在り方は、なかなか難しいというお話。

にしても、日本版のMeToo運動ともう言うべきこの動き。どこまでいきますかね。キー局のプロデューサーや、大手広告代理店関係者などにまで広がるかな。


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