ドラマ日記『青のSP』(第7話)&『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(第7話)

公立中学校に試験導入された、学校内警察の刑事・嶋田隆平(藤原竜也さん)の活躍を描く『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』の第7話。三枝(山田裕貴さん)が大活躍でした。

臨時教員だった浅村(真木よう子さん)が香里(明日海りおさん)の死と同時に本採用になったことや、以前に勤めていた学校での不可解な行動が気になる嶋田は、自ら調査に乗り出す。一方、浅村は、欠席や遅刻が増え、体が痩せてきた深山(田中奏生さん)にネグレクトを疑い…というストーリー。

祖母の介護をしていた深山は、母が男関係で深山と祖母の通帳を持って失踪。母の200万円の借金で闇金にボコボコにされ、万引きをとがめられた店長を突き倒して殺したと思い込み、祖母と一緒に心中未遂…負の連鎖が酷すぎる。ヤングケアラ―とネグレクト、行政申請主義の問題が描かれました。

これまで、嶋田のフォロー役に徹していた三枝でしたが、今回は元々知り合いだった深山を、全力で助けようとする展開で、熱い演技を見せました。一方、三枝への日頃の借りを返すために、闇金をボコボコにする嶋田の暴れっぷりでスッキリ。小川香里(明日海りおさん)の件はさらに引っ張る。

続いて、ファッション雑誌編集部を舞台に、平凡女子・奈未(上白石萌音さん)の奮闘と成長を描く、お仕事&ラブコメディー『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(ボス恋)』第7話。中沢(間宮祥太朗さん)は、引き際まで完璧でした。

廃刊危機を迎え、麗子(菜々緒さん)と奈未はスポンサー探しに奔走していた。そんな中、奈未の家族が上京。そこに潤之介(玉森裕太さん)もやってくるが、理緒(倉科カナさん)と抱き合っているのを見た奈未から拒否され、真未(宮崎美子さん)にも追い返されてしまい…というストーリー。

潤之介と中沢の2種類の優しさが描かれた今回。誰にでも優しい潤之介は、それゆえに奈未に誤解され、理緒には「誰にでも優しいって、誰にでも優しくない」といわれ落ち込むも、奈未母にその優しさを肯定される。

一方、ブレスレット捜索の末、旅館の一部屋に泊まることになった奈未&中沢。奈未だけ泊まらせ「もしお前が俺の彼女だったら、俺はお前が他の男と泊まるのは嫌だ」の神セリフ。しかも朝まで一人でブレスレット捜索&奈未と潤之助を見て、そっとそれを置いて去る…大人の優しさ、神対応。

元々スピンオフドラマ『オー!マイ・ツンデレ!恋は別冊で』で、中沢と和泉(久保田紗友さん)はネタバレ的既定路線だったわけで。共感できない主人公キャラだけに、中沢は引いて正解だったと思いたい(中沢派の意見)。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?