ドラマ日記『青天を衝け』(第0話)

例年ですとこの時期は、新しい大河ドラマの番宣が、NHKでガンガン流されているはずですが、例の感染症の影響で放送開始がずれ込んだため(2月)、主演の吉沢亮さんが『紅白歌合戦』の審査員を務めるぐらい。

というわけで、ちょっと早いのですが、公式ホームページもできていますので、新大河ドラマの脚本家やキャスティングを、自分なりに整理しておこうと思います。

まず主人公ですが、新1万円札の肖像画になる渋沢栄一さん。江戸末期に農民から幕臣となり、明治新政府では、金融・財政制度の確立に尽力。のち実業界に転じ、第一国立銀行、王子製紙、日本郵船、日本鉄道など約500社の創立に参画。「経済道徳合一」を唱え、私利には走りませんでした。

これまでの大河では、『獅子の時代』(1980年)で角野卓造さん、朝ドラ『あさが来た』(2015年)で三宅裕司さんが演じました。今回、渋沢を演じる吉沢亮さんは26歳。朝ドラ『なつぞら』(2019年)では、ヒロインの幼馴染を好演しましたが、キャリア的には大抜擢といっていいでしょう。

脚本は『風のハルカ』(2005年)、『あさが来た』(2015年)と2回朝ドラに登板した大森美香さん。民放でいえば、竹内結子さん主演『ランチの女王』(2002年)、ガッキーがヒロイン『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(2006年)、最近では波瑠さん主演『未解決の女』シリーズがあります。

共演陣で注目は、まず草なぎ剛さん。SMAP解散後、民放がジャニーズに忖度して一切起用しない中、準主役の徳川慶喜役。ちなみに、3月に放送されるNHKSPドラマ『ペペロンチーノ』にも主演予定です。

慶喜の周辺でいえば、父の徳川斉昭が、大河主演経験もある竹中直人さん。慶喜の側近が大河『西郷どん』の主役オファーを断ったといわれる堤真一さん、慶喜の正室役に朝ドラ主演が決まった川栄李奈さん。

渋沢の妻役に橋本愛さん、その弟に岡田健史さん。篤姫は上白石萌音さんで、井伊直弼が岸谷五朗さん、阿部正弘が大谷亮平さん、高島秋帆には玉木宏さん。松平春嶽が要潤さん、橋本左内は小池徹平さんと、重厚さには欠けますが、豪華キャストではあります。

2月14日のバレンタインデースタートを楽しみにしたいと思います。


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