見出し画像

俳優ノート『松田龍平さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』に出演する松田龍平さん。

伝説的な俳優・松田優作さんの長男・龍平さん。15歳の時に、大島渚監督の映画『御法度』(1999年)の主役として俳優デビュー。映画新人賞を総なめにするなど華やかなスタート。

画像3

以降、豊田利晃監督の『青い春』(2002年)や『ナイン・ソウルズ』(2003年)など、尖った作品が続きますが、エンタメ大作『NANA』(2005年)が大ヒット。

主人公の一人・ナナ(中島美嘉さん)の恋人役レンを演じ、知名度を高めた印象。ちなみに、もう一人の主人公・奈々役が、『舟を編む』(2013年)で夫婦役となる宮崎あおいさん。共に『NANA』続編は降板しています。

カリスマ性を持ち、メジャーデビューを目指すバンドのボーカリスト・大崎ナナと、ごく平凡で恋が最優先のキュートな女の子・小松奈々。一見正反対に見える二人のNANAの出会いと東京での同居、20歳の恋と友情、夢と現実などを描いた青春ストーリー。

画像2

映画が主で、案外ドラマ出演が少ない松田さん。連ドラ初出演となったのが、社会派ドラマの傑作『ハゲタカ』(2007年)。バブル崩壊後の海外ファンドと日本企業を描いた物語で、松田さんはメインキャストの一人。実家の老舗旅館を買収された息子役でしたが、後にIT企業社長役として再登場。

バブル崩壊後、長いトンネルの闇に包まれていた日本。そんな日本経済界で、外資系のファンドマネージャーとして暴れ回る男(大森南朋さん)と、その男に敢然と立ち向かうエリート・バンカー(柴田恭兵さん)の“日本買収”ビジネスを巡る野望と挫折を軸に描いた経済エンタテイメントドラマ。

画像1

最後は、その『ハゲタカ』のプロデューサーだった訓覇圭さんが、制作統括となった朝ドラ『あまちゃん』(2013年)。松田さんは主人公(能年玲奈さん)が所属する「GMT47」マネージャー・水口(ミズタク)役。同作の中でも、屈指の人気“萌え”キャラに。“ミズハグ”からの「もっと泣くぞ」とか。

母・春子(小泉今日子さん)に連れられ、東京から初めて北三陸にやってきたヒロイン・天野アキ(能年さん)は、祖母・夏(宮本信子さん)と出会う。祖母に憧れて海女を目指すアキは、やがて地元アイドルに。ヒロインの笑顔が元気を届ける人情喜劇。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?