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学校の評価も時代と共に変化する件

同じ大学の先輩にあたる、小説家で劇作家だった井上ひさしさんの本は割と読んでいて。どの著作だったかは記憶にないのですが、井上さんが入学した頃の母校は、偏差値的にも世間の評価的にも、今よりずっと低かったというようなことが書いてありました。

井上さんと同じ1930年代生まれの卒業生を探しますと、政権交代を果たしながら、あっさり総辞職した細川護熙元首相とか、日本の芸能界に一大帝国を築きながら、死後に色々明らかになったジャニー喜多川氏などがいます。

「NEWSポストセブン」の記事によりますと、1979年の「共通一次試験」導入により、国立大学が1校しか受験できなくなったため、国立離れが起こり、私大人気が高まると共に、難化。序列化が進む中で、「早慶上理」や「MARCH」といったグループ化も定着したようです。

1979年以降に入学した母校OBですと、長野智子・河野景子・西山喜久恵・塚原愛・大橋未歩・小林麻央・杉浦友紀といった女性アナウンサーや、早見優・西田ひかる・青山テルマなど国際教養学部(比文)の芸能人の存在が、華やかなイメージを醸し出していたように思います(ここまで敬称略)。

少子化の現在、大学の生き残りも大変でしょうし、序列の入れ替わりも激しそうですが、母校の評価がそこそこ維持されるといいなあ。

一方、高校はといいますと、旧藩校の公立校ではあるのですが、自分のいた頃からあまりレベルは高くなく。むしろ、自分が第二志望、第三志望で受けた私立の方が、新設された進学コースなどハイレベルになっています。

「福岡県の高校の偏差値ランキング」によりますと、孫正義さんや堀江貴文さんの「久留米大学付設高校(私立)」がトップ。広田弘毅元首相からブレイディみかこさんまで、有名人多数の「修猷館高校(公立)」が2位。このあたりは不動ですね。

コースによって偏差値は大きく異なるとは思いますが、博多華丸さんの「福岡大学附属高校(私立)」のスーパー進学コースが6位。ミュージカル俳優の井上芳雄さんの「西南学院高校(私立)」が8位。

そして母校はと言いますと…30位以下に沈んでいました。

余談:時々生まれる深夜ドラマの傑作。『クラスメイトの女子、全員好きでした(#クラ好き)』第2話を見てそう確信しました。脚本家・森ハヤシさん、本気出し過ぎ(笑)。橘文香役の三宅りむさんに注目していきたいと思います。「野呂佳代さんが出るドラマにハズれなし」は本当です。



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