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ドラマ日記『タリオ 復讐代行の2人』(第6話)

元弁護士・白沢(浜辺美波さん)と詐欺師・黒岩(岡田将生さん)がタッグを組んだ復讐劇『タリオ』第6話。タイトル回収となる、復讐の連鎖による悲劇が描かれました。

「タリオ」とは同害報復の意。ハンムラビ法典における「目には目を、歯には歯を」のように、同一の加害によって報復を行う刑罰のこと。現代日本人からすると残酷に見えますが、「無制限の復讐」を制限する意味合いもあります。

今回は白沢と黒岩に別々の依頼人が現れます。妻を殺した犯人を捜して欲しいという赤川(荒川良々さん)、母親を殺した犯人を捜して欲しいという青井(丸山智己さん)。やがて事件の共通点が浮かび上がり…というストーリー。

コメディ色はほぼないシリアス回。互いに復讐心を燃やす荒川さんと丸山さんの演技が見事。「タリオ=同害報復」の本当の意味が明かされ、白沢が寄って立つ“正義”すら「正義ってのはな、逆の立場から見れば悪だ。お前の考え方は新たな復讐を生みかねない」という黒岩の言葉に揺らぐ展開。

次週はいよいよ、失踪した白沢の父(遠藤憲一さん)の謎に迫る最終回。全7話は短すぎましたが、以前にも書いたように、続編&映画化も視野のようですから、そちらにも期待。





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