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映画日記『沈黙のパレード』ほか

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第9弾。今回は東野圭吾さんのベストセラー小説を原作とした、福山雅治さん演じる天才物理学者・湯川学の活躍を描く『ガリレオ』シリーズ劇場版第3作『沈黙のパレード』。

数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海(柴咲コウさん)によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙(北村一輝さん)がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男(村上淳さん)だった。

いつも利用する映画館「Tジョイ久留米」は10のスクリーンがあるのですが、一番大きく(364席)音響も特別なシアター1で見たことがなかったのですが、初めて今日はそこでした。ちょっと昔通った新宿ミラノ座を思い出しました(あちらは1000席以上ありましたが)。

この手の映画はネタバレしない方がいいタイプですので、なるべくストーリーに関わる本編情報は少な目に書きます。とはいえ、見に行く予定が確定で、ネタバレが少しでも嫌な方はここまでで。

映画の冒頭、被害者である佐織(川床明日香さん)がキラキラと輝き、皆から愛されていたことがわかるシーンからスタート。よくある手ではありますが、ズルいと思わせるほどの演出で効果的でした。川床さんは福岡県出身。福山さんと同じアミューズ所属。ドラマ『俺の話は長い』に出ていました。

今回、福山さんのバディ役は柴咲さんなわけですが、最後まで見た感想としては、実質的な相棒は北村さんであったなと。いやむしろ、裏の主役が北村さんと言ってもいいぐらいの熱演。

被害者の父親役を演じたずんの飯尾和樹さんは、『アンナチュラル』時のコミカルさを完全に封印して、シリアス芝居に徹していて、これがなかなか。こんな重い役を飯尾さんにキャスティングした人も凄い。

その親友役に田口浩正さん。この方も『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』の頃はコミカルな印象がありましたが、近年は悪役等も多いですし、今回もしっかり見せ場がありました。

酒向芳さんと岡山天音さんはドラマ『最愛』の二人。佐織の妹・夏美役に出口夏希さん。湯川と長めに絡むシーンがあるので、これまたアミューズかと思ったら違いました。『コタローは1人暮らし』では幼稚園の先生役。

原作未読なので、タイトルから想像して、実は全員が犯人説でしたが、さて実際にはどうだったでしょうか!?シリーズ最高傑作は言い過ぎですが(劇場版なら『容疑者Xの献身』の次ぐらい)、『ガリレオ』シリーズを見てきた方なら、十分楽しめる作品になっていると思います。

余談①:登場人物が多い作品。長編作品をギュッとまとめたということもあり、公式HPの相関図で人物関係を頭に入れておくことをお勧めします。ネタバレ大嫌いなまっさら派は別にして、恐らく作品理解のプラス面が大きいと思います。

余談②:『魔法のリノベ』最終回。あまり話題にならなかったけれど、隠れた秀作だったと思います。『大改造!!劇的ビフォーアフター』を見るような楽しさもあり。「リノベは魔法ですから」が決め台詞。原田泰造さんの悪役ぶりも見ものでした。

余談③:『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』シーズン2の初回。冒頭から惜しげもなく松たか子さんを投入。その後も、黒木華さんや浜辺美波さんなど、出てくる出てくる。さらにサプライズ出演で松田龍平&翔太兄弟が登場!相変わらず、ストーリーは謎ながら楽しめました。

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