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ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第47話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第47話「ある朝敵、ある演説」。

朝廷の象徴である内裏が焼け落ち、再建費用を日本中の武士から取り立てることを決める後鳥羽上皇(尾上松也さん)。だが、義時は要求を先送りにすることを決断…。

業を煮やした後鳥羽上皇は、義時の妻・のえ(菊地凛子さん)の兄で、京都守護の伊賀光季(日笠圭さん)をまず討ち取り。さらに、義時追討の院宣を三浦義村(山本耕史さん)ら有力御家人らに届けさせ、義時を孤立化させる策略。サブタイトルの「ある朝敵」は義時というわけです。

これに対し、自分の命と引き換えに、上皇側との戦を避け、あくまで鎌倉を守る決断をした義時。「上皇様が私を討伐するため、兵を差し向けようとされる。清盛、義経、頼朝と並んだのです。北条四郎の小倅が。面白き人生でございました」と、ここでまず涙。

しかし、そこに割って入ったのが、尼将軍の政子(小池栄子さん)。義時が集めた御家人集の前で義時を「この人は生真面目なのです。すべてこの鎌倉を守るため。一度たりとも私欲に走ったことはありません」と評し。

次いで「選ぶ道は二つ。未来永劫、西のいいなりになるか、戦って坂東武者の世をつくるか。ならば、答えは決まっています」と。ポール・ニザンの「選択は限られている。一種の不安でしかない生を送るか、それとも死を賭して生を勝ち取るかだ」にも似て。

無理強いはしないという政子の言葉を受け、泰時(坂口健太郎さん)が「そのような者がここにいるはずがございません。今こそ一致団結し、尼将軍をお守りし、執権殿のもと、敵を打ち払う。違うか!」と呼応。それを聞いて涙する義時。鳥肌ものの号泣シーンでした。

残すは最終回のみ。第45回「八幡宮の階段」の放送時間が被ったW杯コスタリカ戦に続いて、最後の18日も「M-1グランプリ」が裏番組という不運。もちろん、自分は『鎌倉殿』を優先しますが。

余談:昨日の朝ドラ『舞いあがれ!』では、主人公・舞(福原愛さん)と柏木(目黒蓮さん)がカップルになり、柏木から手をつなぎ。その夜、『silent』では想(目黒さん)が、つないできた紬(川口春奈さん)の手を放す展開。偶然にしても出来過ぎている。

先週ぐらいから柏木の株が大暴落していたので、カップル成立に違和感を覚えるTwitter民が多いようで、ある方は舞にふさわしい相手として、大河内教官>由良先輩>貴司くん>倫子さん>吉田学生>刈谷先輩>一太くん>柏木学生、とツイートしていて納得&笑。


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