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ドラマ日記『鎌倉殿の13人』&『ミステリと言う勿れ』&『恋せぬふたり』

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第8話。

挙兵した源頼朝に対し、追討軍を送る平清盛(松平健さん)。一方、奥州を立った義経(菅田将暉さん)は、兄・頼朝との対面を夢見て歩みを進めていた。

石橋山の戦いの大敗から、わずかひと月半で大軍を率いての鎌倉入り。奇跡というか、鮮やかな「逆転人生」。そんな中、頼朝は妻・政子(小池栄子さん)の到着を遅らせ、愛妾・亀(江口のりこさん)を引き入れてお楽しみ。政子を睨む亀で、「後妻打ち」フラグ立ちました。

一方、本格登場の義経(菅田将暉さん)ですが、歴代の義経のイメージとはかなり違うようで。よく言えば、無邪気で常識にとらわれない(後の戦術に活きる布石)、悪く言えばサイコパス(笑)。案外出番が続く八重(新垣結衣さん)ですが、さてその命運やいかに。

かつて身に覚えのない殺人容疑をかけられた大学生・久能整(菅田将暉さん)が、事件を解決する『ミステリと言う勿れ』の第8話。

整は美吉喜和(水川あさみさん)の墓参りに行く。すると、そこでかつて喜和のパートナーだった天達春生(鈴木浩介さん)と会う。天達は整に、高校時代の同級生とゲストを呼んで、別荘でミステリー会を開くので来て欲しいと頼む。

別荘の主・蔦(池内万作さん)が、以前のオーナー夫人が転落して亡くなった事件の真相を解き明かしてほしいという謎解き。ヒントから、亡くなった夫人の夫は蔦で、ワインに毒が入っていると推理した整は、飲むのを止めに入るのですが、実は全て作り話だったという凝った趣向。

しかし、毒は毒でも、キョウチクトウ(夾竹桃)の毒で、整が幼少期に心を開いていた喜和(水川あさみさん)がストーカーに殺されており、別荘はその現場であったことが判明。今週は壮大な前振りで、二段構えというわけですね。

恋愛もセックスもわからない・したくない「アロマンティック・アセクシュアル」の男女2人(岸井ゆきのさん&高橋一生さん)が始めた同居生活と、周囲への波紋を描くラブではないコメディ『恋せぬふたり』の第6話。

カズ(濱正悟さん)は去り、咲子(岸井さん)と高橋(高橋さん)は二人で大晦日を迎える。年が明け、アロマンティック・アセクシュアルのイベントに参加した咲子は、さまざまな人の考えを聞き将来のことについて考える。

子供含めた二人の将来のことがテーマとなった今回。咲子の妹で、二人目妊娠中のみのり(北香那さん)の夫・大輔(アベラヒデノブさん)の浮気騒動から、破水・出産までが描かれました。北さんが圧巻の演技。

生まれた子供を見て寂しげな高橋(高橋さん)。回想に登場した赤子を抱く遥(菊池亜希子さん)と高橋の関係やいかに。菊池さんと言えば、『問題のあるレストラン』での全裸謝罪、あるいは高橋さんも出演した『カルテット』で、松田龍平さんとの夜明けのラーメンシーンが記憶に残ります。

みのりの娘役の加藤柚凪さんは、『監察医 朝顔』の天使こと、つぐみ役で知られてますね。相変わらず可愛い。なお、パラリンピックのために、またもや放送は一週飛んで、第7話は3月14日放送となります(全8話)。


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