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ドラマ日記『鎌倉殿の13人』&『ミステリと言う勿れ』&『恋せぬふたり』

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第7話。

再起を図る頼朝は、有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人さん)の元へ、安達盛長(野添義弘さん)を、上総広常(佐藤浩市さん)の元へ、和田義盛(横田栄司さん)と北条義時(小栗旬さん)を送り込む。

「この戦、俺がついたほうが勝ちだ」と言い放ち、平家方と源氏方を天秤にかけ様子を伺う広常を、義時が頼朝の“運の良さ”を引き合いに説得。ならばと、長狭常伴(黒澤光司さん)の襲撃を機会に運試し。

ここで、後に愛妾となる亀(江口のりこさん)を招き入れた頼朝の逃亡劇が、今週のコメディポイント。広常の「必ず勝てると誓えるか」の念押しに、「ご自分でおっしゃったではないですか。上総介殿が加わってくだされば必ず勝てると」と、なかなか義時もたくましくなってきました。

遅参した広常に「帰れ!」と意外な頼朝の言葉に、むしろ棟梁の器を感じ、付き従うことにした広常でしたが、そうでなければ討ち取るところだったと、こちらも強かな。義経(菅田将暉さん)も本格登場。藤原秀衡(田中泯さん)との関係もいいなあ。

かつて身に覚えのない殺人容疑をかけられた大学生・久能整(菅田将暉さん)が、事件を解決する『ミステリと言う勿れ』の第7話。

整は下戸陸太(岡山天音さん)に、大隣総合病院で行われるイベントの手伝いをして欲しいと呼ばれ。倉庫に向かった整は、陸田に襲われてしまう。倉庫には、入院している虐待の疑いがある子供の両親も拘束されていた。

先週までは陸田と香音人(早乙女太一さん)の二人組で描かれていた連続放火犯でしたが、実は陸田の幻想で、香音人はすでに殺害されていたという衝撃のラスト。しかも「猫の日」を前に、香音人の愛猫も殉死で可哀想。

劇中における、風呂光(伊藤沙莉さん)の“恋愛匂わせ”がネット記事にもなっているようですが、ライカ(門脇麦さん)を見つめるシーンや、クリスマスプレゼントのマフラーなど、もはや匂わせではない確信犯。まあ、自分はどっちでもいいんですが。

恋愛もセックスもわからない・したくない「アロマンティック・アセクシュアル」の男女2人(岸井ゆきのさん&高橋一生さん)が始めた同居生活と、周囲への波紋を描くラブではないコメディ『恋せぬふたり』の第5話。

「恋愛抜きの家族になるの、俺でよくね?」と言うカズ(濱正悟さん)に戸惑う咲子(岸井さん)。悶々とする咲子は千鶴(小島藤子さん)に相談しようとするが電話がつながらない。千鶴はいつの間にか電話番号も職場も住む場所も変えていた。

訳ありで姿を消した千鶴の行方を追うべきかどうか。カズと高橋(高橋一生さん)では正反対の意見。結局、会いに行った咲子たちでしたが。千鶴が口にしたのは咲子への想いと苦しさで。

恐らくはそうだろうと思っていましたが、同性愛という視点も入れてきたんですね。小島さんは『百合だのかんだの』という、同性愛風なドラマにも主演しました。物語もいよいよ終盤で(全8回)、咲子と高橋の関係はどういう着地点を見出すのでしょう。

余談:例の感染症の3回目の接種券が届いていたので、今日やっと予約しようとしたら、F社製はすでに埋まっていて無理。M社製は余裕があるんですけどね。どうしたものか。

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