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朝ドラ『虎に翼』ノート

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朝ドラ『虎に翼』及び出演者についての日記をまとめました。
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記事一覧

「仮面家族」の告白…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第22週「女房に惚れてお家繁盛?」。 「女房に惚れてお家繁盛」とは、「亭主が女房に惚れ込んでいると、外で浮気や道楽もせず家庭円満になるということ」の意(ことわざ辞典から引用)。 星航一(岡田将生さん)家での同居生活が始まり、さっそく航一と寅子、航一の長男・朋一(井

「結婚狂走曲」と明律大OB再集結…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第21週「貞女は二夫に見えず」。 「貞女は二夫に見えず」とは、「貞操堅固な女は二人の夫を持つことをしない。貞女は再婚しないこと」の意(コトバンクから引用)。 寅子が轟太一(戸塚純貴さん)から恋人・遠藤時雄(和田正人さん)を紹介され、星航一(岡田将生さん)からのプロ

「山田轟事務所」爆誕と「原爆裁判」…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第20週「稼ぎ男に繰り女?」。 「稼ぎ男に繰り女」とは、「外に出てよく働いて稼ぐ男と、家を守り家事をうまくやりくりする女」の意(コトバンクから引用)。 航一(岡田将生さん)との交際も順調なまま、寅子が新潟での任期を終えて東京へ去ることになった月曜日。娘の優未役は竹

メッセージ性のあるドラマ

「メッセージ性」という言葉があります。音楽の分野でいえば、分かりやすい例だと「反戦歌」。送り手に強く伝えたいメッセージがあり、受け手側からすれば「心動かされる」といったタイプの音楽。自由への希求、命の大切さ、人生への応援歌など。もちろん、苦手な人もいるでしょうけどね。 「メッセージ性」は様々な表現に存在し、ドラマにも当然あります。「リアルサウンド」の記事にこんな言葉がありました「『35歳の少女』の強烈なメッセージ性」。主人公が25年後に目を覚ましたら、夢に描いた理想の未来で

二人の悪女…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第19週「悪女の賢者ぶり?」。 「悪女の賢者ぶり」とは、「心の悪い女が、賢人のふりをして、外見を装うこと」(コトバンクから引用)。 先週の航一(岡田将生さん)の告白を受け、部下の入倉(岡部ひろきさん)が涙した月曜日。航一のことを「つまらなくて、退屈な人だとばかり」

理想と現実…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」。 「七人の子は生すとも女に心許すな」とは「七人の子どもまででき、長年連れ添った妻にも油断してはならない。女には気を許すな」ということ(コトバンクから引用)。 放火事件が発生し、朝鮮人の金顕洙(許秀哲さん)が逮捕された月

主従から友へ~今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第17週「女の情に蛇が住む?」。 「女の情に蛇が住む」とは「女の情愛は執念深い事の例え」(ことわざ選集から引用)。「安珍・清姫伝説」みたいなことでしょうか。 星航一(岡田将生さん)の馴染みの喫茶店で、寅子が女子部時代の涼子(桜井ユキさん)と玉(羽瀬川なぎさん)に再

「向き合う」ということ…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第16週「女やもめに花が咲く?」。 「(男やもめに蛆がわき)女やもめに花が咲く」とは「妻を失った男の身の回りは、家事に手が回らず不潔になるが、それに比べて女やもめは、夫のめんどうを見なくてもよく、その分だけ身奇麗になり、周りの男も放っておかないからうわさも立って華や

有頂天からの家族離反と桂場の慧眼…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第15週「女房は山の神百石の位?」。 「女房は山の神百石の位」とは「女房はきわめて大切なものである」というたとえ(ことわざ辞典から引用)。 寅子が米国の裁判所視察から帰国した月曜日。人間とはえてして調子に乗る生き物で、戦前の不遇時代の反動ということもあるのでしょう

恩讐の穂高逝く…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第14週「女房百日 馬二十日?」。 「女房百日 馬二十日」とは「どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまう』との意から(ことわざ辞典から引用)。 茨田りつ子(菊地凛子さん)の一言で、寅子

「放下着」母たちの独立宣言…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第13週「女房は掃きだめから拾え?」。 「女房は掃きだめから拾え」とは「妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり、夫の権威が下がったりする恐れがある」との意から(ことわざ辞典から引用)。

再会と旅立ち…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」。 「家に女房なきは火のない炉のごとし」とは「家に主婦がいないのは、炉の中に火がないのと同じで、大事なものが欠けていて寂しいということ」の意味(ことわざ辞典から引用)。 正月というのに、寅子が多岐川(滝藤賢一さん)の自

旧友たちの選択と家裁「突貫」設立…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第11週「女子と小人は養い難し?」。 「女子と小人は養い難し」とは「女性と徳のない人間とは、近づけると図に乗るし、遠ざければ怨むので、扱いにくいものである」の意味(goo辞書から引用)。 花岡悟(岩田剛典さん)の餓死が、寅子だけでなく社会に衝撃を与えていた月曜日。

『約束 ~16年目の真実』(第9話)&朝ドラ『虎に翼』小ネタ

かつて連続殺人事件により、全てを奪われた女性刑事・桐生葵(中村アンさん)が、故郷に戻り“過去の真相”に迫る時、再び“事件の歯車”が動き出す心理サスペンス『約束 ~16年目の真実』の第9話。 葵は、自首してきた連続殺人犯・井出(森優作さん)の店を捜索。そこには、井出の犯行を裏付ける証拠が揃っていた。取調べにおいても、井出はすべての犯行を認める。 葵は井出の取調べを行い、自分への執着の理由を尋ねるが、井出は突如クイズを出して、葵や香坂(横山裕さん)らを翻弄する。 プロファイリ